60歳から80歳まで融資を受けられる高齢者ローン特集！

近年、日本の健康寿命は伸びてきており、活動的なシニア層が増えています。

シニアの方は時間に余裕があることが多く、ちょっとした贅沢をして生活を豊かにしたいと考える人も多いです。

しかし、再雇用での収入や年金だけではお金が足りない場面も出てくることが考えられます。

公的な融資としては、住んでいる家を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」がありますが、担保が必要なローンに抵抗がある方もいるでしょう。

そこで今回は、担保・保証人無しで利用できる60歳以上の方におすすめのローンを厳選して紹介します。

使い勝手が良く条件が良いものに絞ったので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

そもそも高齢者はカードローンを利用することができるの？

高齢の方で「自分の年齢でカードローンを契約できるのだろうか」と不安に感じている人もいるでしょう。

結論からいうと、高齢者でもカードローンを利用することは可能です。

最近は趣味に打ち込むなど活発に活動している高齢者が多く、以前よりもお金が必要になる機会が増加傾向にあるので、高齢の方向けのカードローンも増えてきています。

申込要件をしっかり確認し、自分に合ったカードローンを選ぶようにしましょう。

75歳以上のキャッシングが可能なカードローンは？

75歳以上でも申込可能なキャッシング先はあります。

大切なのは、申込資格の年齢を確認してから申し込むことです。

高齢者って何歳から？

高齢者の定義について、法律で明確な基準が設けられているわけではありません。

ただ、WHO(世界保健機関)は高齢者を65歳以上と定義しており、多くの先進国ではこの年齢を高齢者の基準としています。

そのため、日本でも65歳以上を高齢者と考えるのが一般的になっています。

定年以降の年金だけで申込は可能なのか

定年退職をして収入源が年金だけになったあと、お金を借りたい人もいるでしょう。

定職についていないと借入できないカードローンもありますが、レイク・千葉銀行・ベルーナノーディスなどのカードローンは年金収入だけでも利用できます。

70歳以下の人が利用できるローン一覧(無担保・無保証人)

70歳以下の人が利用できるローンは、以下のとおりです。

ローン名	対応年齢	全国対応	金利
レイク	70歳以下	〇	年4.5%〜18.0%
アイフル	69歳まで	〇	年3.0%〜18.0%
J.Score	70歳まで	〇	年0.8%〜15.0%
じぶん銀行	70歳まで	〇	年1.48%〜17.5%
三菱ＵＦＪ銀行カードローン	65歳未満	〇	年1.8%〜14.6%
三井住友銀行 カードローン	69歳まで	〇	年1.5%〜14.5%
楽天銀行スーパーローン	62歳まで	〇	年1.9%〜14.5%
みずほ銀行 カードローン	66歳未満	〇	年2.0%〜14.0%

75歳までの人が利用できるローン一覧(無担保・無保証人)

75歳未満の人は、以下のローンを利用できます。

ただ、SMBCモビットとプロミスは年金収入のみの方の申込を受け付けていません。

ローン名	対応年齢	全国対応	金利
SMBCモビット	74歳まで	〇	年3.0%〜18.0%
プロミス	74歳まで	〇	年4.5%〜17.8
北海道銀行カードローン ラピッド	75歳未満	○	年1.9%〜14.95%
常陽銀行 キャッシュピット	75歳未満	○	年1.5%〜14.8%
青森銀行 Aキャッシング	満75歳未満	×　営業エリアのみ	年2.4%〜14.5%
足利銀行 モシカ	75歳未満	×　営業エリアのみ	年1.5%〜14.8%
中京銀行 C-style	75歳未満	×　営業エリアのみ	年1.5%〜14.5%
伊予銀行 新スピードカードローン	満75歳未満	×　営業エリアのみ	年2.0%〜14.5%
鳥取銀行らくだスーパーカードローン	満72歳以下	×　営業エリアのみ	年1.8%〜14.5%
宮崎銀行 おまかせくん	満75歳未満	×　営業エリアのみ	年0.9%〜14.5%
長崎銀行 プレミアA	75歳未満	×　営業エリアのみ	年2.8%〜14.95%

60歳から70歳のシニア向けおすすめのカードローン3選

60歳以上70歳未満の方におすすめのカードローンを3つ紹介していきます。

【73歳以下】フタバ

65歳以上の人も歓迎

30日間利息ゼロ

【70歳以下】静岡銀行フリーローン

おまとめにも利用可能

年金受給者でも申込みOK

【69歳以下】福岡銀行フリーローン

年金受給者でも申込みOK

低金利で利用可能

70歳から75歳まで利用できる銀行カードローンは大きな融資額が魅力

75歳まで利用できる銀行カードローンを紹介していきます。

銀行カードローンは金利が比較的低く、限度額が大きい点が魅力です。

【75歳未満】北海道銀行カードローン

来店・口座開設不要

コンビニATM手数料無料

対応地域：全国

【返済完了時75歳以下】青森銀行カードローン

来店不要・web完結

コンビニATMでも借入可能

対応地域：北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県

【75歳未満】常陽銀行カードローン

口座開設不要

コンビニATMの手数料無料

対応地域：茨城県・宮城県・福島県・栃木県・千葉県・埼玉県・東京都

【75歳未満】足利銀行カードローン

来店不要・web完結

全国のATMから借入可能

融資時間目安：栃木県・群馬県・福島県・茨城県・埼玉県

【70歳未満】スルガ銀行カードローン

口座開設不要

来店不要・web完結

対応地域：全国

【75歳未満】中京銀行カードローン

年金受給者もOK

来店不要・web完結

対応地域：愛知県・三重県・奈良県・静岡県

【74歳まで】但馬銀行 セカンドライフ応援カードローン

年金受給者向け

対応地域：兵庫県・大阪府・京都府

【70歳まで】岩手銀行カードローン

来店不要・web完結

年金受給者も利用可能

対応地域：岩手県・秋田県・青森県・宮城県

70歳以上でも利用できるフリーローン

カードローンは限度額まで何度でも借入可能なのに対し、フリーローンは必要なお金を一度にまとめて借入れる点が特徴です。

借入回数が1回のみのため、返済期間や返済額を把握しやすくお金の管理をしやすいところがフリーローンのメリットといえるでしょう。

ここでは、70歳以上の方が利用できるフリーローンを紹介していきます。

【75歳以下】荘内銀行シニアローン年金プラン

年金受給者向け

対応地域：山形県・宮城県・福島県・秋田県・東京都

【完済時年齢が満76歳未満】北陸銀行のフリーローン

来店不要・web完結

対応地域：全国

【最終約定返済時満80歳未満】千葉銀行のシニア応援ローン

年金受給者も利用可能

対応地域：千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県(横浜市・川崎市)

【完済時年齢が満75歳以下】トマト銀行のフリーローン

来店不要・web完結

対応地域：兵庫県・岡山県・広島県

【完済時年齢75歳以下】西京銀行のフリーローン

来店不要・web完結

対応地域：山口県・福岡県・広島県

高齢者でも即日融資可能な大手銀行カードローン4つ

銀行カードローンは審査に時間がかかる傾向にありますが、即日融資可能な大手銀行カードローンもあります。

【69歳未満】オリックス銀行は契約の翌日から30日間利息無し

【65歳未満】三菱UFJ銀行カードローンは土日の申込にも対応

【69歳以下】三井住友銀行カードローンはコンビニATMが手数料無料

【65歳未満】イオン銀行は借入・返済ともに1,000円から利用できる

おすすめローンの選び方

それぞれのローンのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合うローンを選ぶことが大切です。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」に向いている人

• 65歳未満でアルバイト等の収入があるの人
• 50万以下の少額を借入れたい人
• 自宅への郵送物をなくしたい人
• 大手銀行の安心感を重視したい人

三菱ＵＦＪ銀行カードローン「バンクイック」の利用条件は少し厳しめになっています。

一方、カードローンのサービスは他社と比べて非常に充実しているため、利用条件を満たしている方にはおすすめなカードローンです。

特に50万以下の少額利用が目的の方や、家族にバレずにカードローンを利用したい方はバンクイックを選ぶといいでしょう。

自宅への郵送物をなくしたい場合は、ネットで申込をした後にテレビ窓口でローンカードを受け取りましょう。

福岡銀行フリーローンに向いている人

• 年金受給者の方
• 金利を低く抑えたい方
• 生活費の補填・娯楽費・医療費・おまとめローンなど幅広く使いたい方

年金受給者の方には、福岡銀行フリーローンがおすすめです。

公式サイトにも「年金受給者OK」と記載されているため、安心して利用できます。

また金利も低めに設定されているので、長期的に返済していく予定の方にもおすすめなローンです。

レイクに向いている人

• 70歳の人
• 即日借入をしたい方
• 半年などの短期間で完済する予定の方

レイクは申込から借入までのスピードが銀行のローンと比べて早いため、急ぎで借入をしたい方におすすめです。

また、最大180日間の無利息サービスがあるので、少額を借入れて半年以内に完済しようと考えている方はお得に利用できるでしょう。

60歳〜74歳まで申込できる大手消費者金融5つ

60歳以上の方でも利用可能な大手消費者金融を5個紹介します。

【74歳まで】審査最短30分のSMBCモビット

【74歳まで】申込前にかんたん1秒診断があるプロミス

【年齢上限非公開】収入と返済能力があれば申込可能なアコム

【70歳以下】WEB申込で最大60日間の利息0円が魅力のレイク

【69歳以下】週1でも働いているならアイフルに申込可能

【80歳以上も融資可】75歳以上85歳で融資を受けたいときに利用できるカードローン

70歳を超えると銀行で融資を受けるのが難しくなります。

ただ、消費者金融であれば70歳以上の人の申込も受け付けているローンがあり、なかには80歳以上でも利用できるものがあります。

【80歳まで】ベルーナノーティスは審査最短30分と急ぐ融資にも対応

【80歳まで】セゾンかんたん安心カードローンは即日振込に対応

【85歳まで】プランネルフリーローン300は最大融資額300万円

【75歳まで】日本直販のローンカードは電話の申込のみ

大枠で融資を受けたい人には不動産担保ローンがおすすめ

100万円以上の大枠融資を希望している人は、低金利で利用できる不動産担保ローンの利用を検討してみましょう。

不動産担保ローンとは不動産を担保にお金を借入れるローンのことです。

カードローン等とくらべてまとまった金額を低金利で借入できる点が魅力です。

ただ、返済が滞ると担保とした不動産を売却される恐れがあるので注意しましょう

セゾンファンデックスのリースバック

三井住友銀行 リバースモーゲージ

所得が低い高齢者はリバースモーゲージでの借入も考えてみよう

リバースモーゲージは、高齢の低所得者向けのサービスです。

カードローンやフリーローンは安定した収入がないと審査に通らない可能性が高いですが、リバースモーゲージなら低所得でも持ち家があれば融資を受けられます。

完済となれば担保にした家や土地を家族に残せる

リバースモーゲージを利用した場合、生存中は利息だけを毎月返済し、契約者が亡くなった後に自宅を売却して元本を返済することになります。

もし生存中に元本部分まで完済できれば、契約者の死後に自宅を売却する必要はなく、担保とした家や土地を家族に残すことができます。

また、自宅の売却額が元本を上回れば、余ったお金を家族に残せる点もこの制度のメリットといえるでしょう。

担保とした家や土地の評価額＝限度額にならないことを理解しておこう

リバースモーゲージは、担保とした家や土地の評価額によって貸付限度額が決められます。

ただ、評価額と限度額が同額となることはなく、貸付限度額は評価額の50〜60％の金額になる可能性が高いです。

借入できる金額が評価額の50〜60％だけと聞くと、少ないと感じる人もいるかもしれません。

しかし、生存中は利息の返済のみで済むことや、経年劣化や価格変動リスクに対する金融機関のリスクを考慮すると妥当な相場といえるでしょう。

高齢者が消費者金融でお金を借りる良さと注意点

消費者金融は年齢制限の上限を高めに設定していることが多いため、高齢者も手軽に利用しやすいです。

また年齢制限のほかにも消費者金融にはたくさんのメリットがありますが、反対に注意点もあるため、双方をしっかり理解しておきましょう。

1）連帯保証人不要で借りれるから家族や友人に相談しなくていい

消費者金融は連帯保証人をつける必要がないため、家族や友人にバレることなく借入可能です。

ただ、完済前に亡くなると子どもや家族に返済がいってしまいます。

将来的に家族が困らないよう、連帯保証人がいらなくても借入があることは伝えておくといいでしょう。

2）家や土地の担保なしで借入ができる

担保不要なので、財産を失う心配がない点も消費者金融でお金を借りるメリットです。

しかし、返済を残したまま亡くなると、家族が残債を支払うために家や土地等の財産を売却せざるを得ない状況に陥る可能性があります。

その結果、家族に残す遺産が減る恐れもあるので、借りすぎには注意しましょう。

3）住宅ローンの支払いがあっても審査を通過できる

きちんと返済できる見込みがあれば、住宅ローンの返済中でも消費者金融で借入をすることができます。

ただし、無理のない範囲で月々の返済額をしっかり決めておかないと返済に追われ、生活が苦しくなる恐れがあるため、注意が必要です。

4）免許証を自主返納していても本人確認してもらえる

高齢になって免許証を自主返納している場合、身分証明書として何を提出すればいいのか分からない人もいるでしょう。

消費者金融は、免許証のほかにもマイナンバーカードやパスポート、保険証などで本人確認可能です。

5）スマホに慣れていなくても利用後は電話で借入ができる

消費者金融はスマホに慣れていない人でも簡単に申込できるよう、インターネットのほかに電話や郵送での申込も受け付けています。

ただ電話で申込をする際は、融資先が闇金や違法業者でないか、家族や日本賃金協会に相談して確認することが大切です。

以下のページでは、違法業者と正規業者の見分け方について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

70歳以上で生活が苦しいときは生活福祉資金で借りることも視野に

70歳以上の高齢者の場合は民間業者からお金を借りるのではなく、公的機関の制度を利用するのも一つの手です。

生活福祉資金とは何か？申込方法もチェック

「生活福祉資金」とは、低所得者・高齢者・障がい者世帯が経済的に自立できるよう、低利または無利子でお金を借りられる公的融資制度のことです。

生活が困窮している人を救済する目的があるため、銀行や消費者金融では借入できない人も利用することができます。

各市区町村の社会福祉協議会で申込書を入手後、以下の必要書類を郵送することで申込可能です。

必要書類

• 借入申込書
• 住民票
• 通帳またはキャッシュカードの写し
• 本人確認書類

生活支援費は上限580万円でも個別に審査

連帯保証人がいる場合は無利子、いない場合は年1.5％の金利で最大580万円まで生活支援費を借りることができます。

生活支援費の利用用途は生業を営むために必要な経費、住宅の補修や福祉用具の購入費用、介護に必要な費用など多岐にわたっており、資金の用途に応じて個別に審査され貸付額が決められます。

収入は年金だけでもお金を借りる方法は5つある

生活が苦しくお金を借りたいけれど、収入は年金だけのため審査に通るか不安な方もいるでしょう。

そこで、年金収入だけの方がお金を借りる方法を紹介していきます。

1）生命保険料の契約者貸付を利用してみる

これは、生命保険を解約した時に返ってくるお金「解約返戻金」を担保に保険会社から融資を受ける制度です。

この制度は生命保険の契約者のみが利用可能で、解約返戻金の7〜8割を上限にお金を借りることができます。

ただ、完済前に満期を迎えたり解約したりすると、保険金から借入金額を差し引かれるので注意しましょう。

2）ゆうちょ銀行の担保定期貯金で自動貸付を利用してみる

自動貸付とは口座残高以上のお金を引き出した際、不足分を自動で借りられる仕組みのことです。

ゆうちょ銀行で担保定期貯金をしている人は、その貯金を担保に自動貸付を受けることができます。

ただし、返済できなかった場合は預入金から相殺されてしまうため、注意が必要です。

3）高齢でお金が借りられず生活苦であれば生活保護を申請

世帯の月々の収入が国が定めた「最低生活費」よりも少ない場合、生活保護でその差額を支給してもらえます。

生活保護は国民の権利なので、年金等の収入が少なく生活が苦しい人は地域の福祉事務所に相談して生活保護を申請しましょう。

4）65歳以上世帯なら生活福祉資金貸付制度の活用も考えよう

65歳以上の高齢者のいる世帯は、生活福祉資金貸付制度を利用することができます。

連帯保証人がいれば無利子、いなくてもカードローン等と比べて低利子で生活に必要なお金や病院・介護で必要なお金を借りられるため、ぜひチェックしてみてください。

5）リフォーム融資が希望なら住宅金融支援機構に相談

住宅金融支援機構は、フラット35などの住宅ローンやリフォーム用のローンを提供しています。

住宅金融支援機構が提供するサービスの一つに、60歳以上でリフォームや建て替えをしたい方向けの「リ・バース60」という住宅ローンがあります。

このローンは毎月の支払いは利息のみで、契約者が亡くなったときに担保物件を売却して返済するため、一般的な住宅ローンより毎月の負担を減らすことが可能です。

住宅金融支援機構の金融サービスを利用したい場合は、住宅金融支援機構と提携している金融機関で相談をし、申込をしましょう。

低金利の年金ローンならろうきんを利用してみよう

ろうきんの年金ローンは、ろうきんで公的年金を受け取っている人が利用できるローンです。

ろうきんは労働組合や生協などの会員が互いに助け合うための組織であり、営利を目的としていません。

そのため、一般的なカードローンと比べて低金利で利用できます。

すでに年金を他の金融機関で受け取っている場合も、受取口座をろうきんの口座に変更すればろうきんの年金ローンを利用できるので、ぜひチェックしてみてください。

お金がなくてお金を借りたい高齢者が事前に確認するべき5つのこと

お金を借りるまえに、以下のことを確認しておきましょう。

ローン利用中に対象年齢を超えると融資はストップ

上限年齢を超えた後は新たな借入れはできず、返済のみの利用になります。

例えば69歳まで利用可能なアイフルで60歳から借入していも、70歳になったら追加融資は受けられません。

そのため、いつまで融資を受けたいかを考えて利用するローンを決めることが大切です。

70歳未満のところに69歳で申込んでも審査は厳しい

年齢制限ギリギリで申込をしても、審査に通る可能性は低いです。

また、審査に通ったとしても融資額が少額になる可能性が高いので、年齢上限まで余裕のあるローンに申込むことをおすすめします。

年金収入だけのときは申込先が限られる

銀行が提供するカードローンの大半は収入が年金のみの方の申込を受け付けておらず、消費者金融でも年金収入のみの方の利用を受け付けていない会社があります。

収入が年金のみの場合は、利用できるローンがかなり限定されてしまうでしょう。

高齢でも生涯働けるシルバー人材バイトで収入があれば有利

年金以外に収入があれば返済能力があると判断されるため、審査に通過しやすくなります。

最近はシルバー人材向けの求人も多くあるので、ぜひ求人をチェックしてみてください。

借入中に本人が亡くなると返済義務は子どもへ相続される

借金を残したまま亡くなると、返済義務は相続人である子どもや親族に移ります。

借金が家や土地などの財産より多い場合は相続放棄をした方が良いこともあり、相続するか決めるうえで借金の有無を把握しておく必要があります。

そのため、たとえ少額でも借金がある場合は家族に伝えておきましょう。

75歳以上でも誰でも借りられるという業者からは借りない

申込条件が極端に緩い金融業者は、法外な利子を要求する闇金業者の可能性があります。

高齢で収入も少なく、なかなか借入先が見つからない状況で「貸してくれる」業者を見つけたらすぐに飛びつきたくなるかもしれません。

しかし、そのような業者には何かしら裏がある可能性が高いです。

一度でも闇金を利用してしまうと高金利を請求され、さらに生活がひっ迫するとともに家族にも迷惑をかける恐れがあるため、注意しましょう。

年金を担保にした年金担保貸付制度はすでに終了

独立行政法人福祉医療機構による、年金を担保にお金を貸し付ける制度は令和4年3月をもって廃止されました。

現在は、年金受給権を担保として金銭の借入申込を受ける行為を法律で禁止しています。

年金を担保にお金を借りられるとを宣伝して勧誘する業者は違法業者のため、誤って利用することのないよう注意しましょう。

年代別のおすすめキャッシング

60歳以上の方におすすめのキャッシングを年代別に紹介していきます。

60歳代におすすめなキャッシング

60歳代におすすめなキャッシングは、アイフルとオリックス銀行の2つです。

アイフルとオリックス銀行カードローンはどちらも69歳まで利用でき、30日の無利息期間がある点が特徴です。

少額借入れてすぐに返済予定の方は利息を支払わずに利用できるため、お得に借入れできるでしょう。

アイフルには即日融資を受けられるメリットもありますが、最大金利は年18％とオリックス銀行より高く設定されています。

一方、オリックス銀行は融資まで時間がかかりますが、最大金利は年14.8％と低めの設定です。

それぞれの特徴を理解して、自分に合ったキャッシングサービスを利用するようにしましょう。

70歳代におすすめなキャッシング

70代の方におすすめなキャッシングは、SMBCモビット・プロミス・地方銀行カードローンの3つです。

一般的にカードローンの上限年齢は65〜69歳までに設定されていることが多いですが、SMBCモビットとプロミスは74歳まで利用できます。

また、地方銀行のカードローンもメガバンクより上限年齢が高いことが多く、70歳代の方でも利用しやすいです。

ぜひ住んでいる地域の銀行カードローンの上限年齢をチェックしてみてください。

80歳代におすすめなキャッシング

80歳代の方も利用できるおすすめなキャッシングは、ベルーナノーティスとプランネルの2つです。

プランネルの上限年齢は85歳となっており、他のローンと比べてかなり高めに設定されています。

また、ベルーナノーティスも80歳まで利用可能です。

まだ80歳になっていなくても80歳まで借入を続けたい方は、ぜひベルーナノーティスとプランネルの利用を検討してみてください。

キャッシングしたら計画的に返済していこう

お金を借入れたら、利息を上乗せして返済をしなければなりません。

返済期間が長くなれば長くなるほど利息の負担も増えてしまうため、早めの返済を心がけましょう。

また、返済期日に遅れてしまうと遅延損害金が発生するほか、信用情報に遅延の記録がついてローンやクレジットカードの審査に通りにくくなる恐れがあります。

キャッシングを利用する際は無理のない範囲で借入、計画的に返済することが大切です。