楽天銀行「不動産担保ローン」

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楽天銀行の取り扱う不動産担保ローンは利用用途が自由なので、家具の購入や借り換え、リフォーム資金などに利用することができます。(※事業性資金としての利用は不可)


ネット銀行ならではの金利を提供しており、不動産を担保に入れる分、0.61%〜9.37%(2021年8月適応金利)という低金利で融資を受けられる点が魅力です。


最大1億円までの融資に加え、返済期間を最長25年まで延ばせるため、毎月の負担を減らしたい人のローンの見直しとしても利用できます。


このローンに向いている人

  • 自由用途の低金利のローンを探している人
  • 200万円以上の融資を受けたい人
  • 長期返済で月々の負担をなるべく減らしたい人
  • 他社のリボ払いがつらく、おまとめローンで一本化したい人
  • 抵当に入っていない不動産を持っている人
  • 住宅ローンの支払いが4割程度終わっている人

このローンに向かない人

  • 100万円前後の融資を希望している人
  • 住宅ローンがまだ9割以上残っている不動産しかない人
  • 即日融資を希望している人
実質年率  限度額 審査時間 保証人 総量規制 職場連絡
年0.61%〜年9.37% 100万円〜1億円 最短翌営業日回答 必要な場合もあり 対象外 あり
担保所有者 申込資格 保証会社 来店必要の有無
第三親等まで 満20歳以上70歳未満 セゾンファンデックス 不要
※2021年8月適応金利(5年見直し)




    このローンへ申込み資格のある人

    このローンへの申込み資格がある人は以下の通りです。


    年齢:満20歳以上70歳未満

    完済時の年齢が80歳未満になることが前提となります。


    楽天銀行不動産担保ローンへの申込みが可能である人


    海外にルーツのある人も利用可能ですが、担保にする不動産は日本国内のものであり、かつ永住許可を受けている場合に限られます。


    また、本人に安定した収入源となるものがなければ、いくら担保価値が高かったとしても申し込みを行うことはできません。


    申し込み時に必要となる書類

    最初は簡易的な事前申し込みを行いますが、全て自己申告となるため書類の用意は不要です。


    事前審査が完了して本申し込みとなった場合、郵送で申込書類が届き、そこに返送すべき書類の記載があります。


    基本的に、以下の書類が必要になると考えておきましょう。


    本人が確認できる書類

    申込時は、本人確認ができる書類の送付が必要となります。


    楽天銀行不動産担保ローンへ提出が求められる本人確認書類


    顔写真のないものや公共料金の請求書を提出する場合は、住民票原本(家族全員の記載がされたタイプ)が別途必要になります。


    収入証明書の提出

    次に、収入が確認できる書類の送付が必要です。


    楽天銀行不動産担保ローンへ提出が必要な収入証明書一覧


    不動産の権利書・登記識別情報通知書

    これは、担保へ入れる不動産を証明する書類です。


    こちらは、人によって異なる書類となりますが下記のどちらかを用意しておきましょう。

    • 不動産の権利書
    • 登記識別情報通知書

    印鑑証明書

    書類へ記入した印鑑と、印鑑証明書を送付します。


    こちらは、各市区役所の窓口へ行って取得する事が出来ます。


    基本的に不動産の権利書以外のものは全て役所で取得できるのものです。
    仮審査後に届く郵送物のチェックリストを見ながら、揃える事をイメージしておきましょう!

    融資を受けるまでの流れ

    実際に融資を受けるまでの期間は、申し込みを行った日から着金まで概ね3週間〜1ヶ月程度を見ておきましょう。


    全体的な流れは、以下の通りです。


    • 仮審査の申し込みを行う(※ネットのみ)
    • 仮審査の結果連絡を受ける
    • 仮審査通過なら楽天銀行から申込み書類一式が届く
    • 申込書類一式を送付して本申し込みを行う
    • 本審査の返答を受ける
    • 本審査通過なら契約書類一式が郵送で届く
    • 契約書類一式を送付する
    • 確認後に振込で入金される(入金当日に抵当権設定登記)
    • 返済予定表、契約書控えを受け取る

    書類送付が2度あるなど、時間と手間が掛かる事を意識しておきましょう。


    担保にできる不動産について

    担保にできる不動産は、以下が条件となります。

    • 自分名義の不動産
    • 本人の親族(三親等以内)所有している不動産

    親族名義の不動産を担保にする場合は、保有者が連帯保証人になる必要があります。


    第三親等について

    第三親等といってもイマイチわからない人は、以下の親族表を見てください。


    楽天銀行不動産担保ローンの担保にする事ができる親族の範囲表


    住宅ローンを支払い中の自宅の場合

    現時点で住宅ローンの支払いを行っている場合は、住宅ローン業者が一番抵当者となっているため、支払いの履行が出来なくった場合は、住宅ローン業者が最優先で担保売却資金を返済に充当する事ができます。


    不動産担保ローンは二番抵当者以降になり、残ったお金で債務を補填するため、住宅ローンの残債によって状況は大きく異なります。


    楽天銀行不動産担保ローンで自宅を担保に入れる場合の不動産価値の目安


    契約を行う際に必要な費用について

    楽天銀行の不動産担保ローンを利用する際には、以下の費用が必要になります。

    不動産の登記費用 楽天銀行の用意する司法書士を通じて、登記大体4万円〜5万円程度が相場です。※融資金額に含める事も可能(目安の費用であり、ケースによって費用は異なります。)
    融資事務手数料 融資金額の2.20%が費用として必要になります。ただし最低が38,500円(税込)となります。
    印紙税

    融資金額によって異なり、1,000円〜1万円ほどかかります。

    振込手数料等・印刷費用等 こちらは数百円単位で掛かります。

    このように、融資を受けるために必要な金額は10万円〜15万円程度を見ておく必要があります。(※ケースによって費用は異なります。)


    保証会社への保証料に関しては、借入する金利分に含まれているため支払いはありません。


    基本的にどの不動産担保ローンでも融資を受けるために必要な費用は同程度ですが、楽天銀行を選ぶメリットは登記費用を融資金額と合算できるので、捻出する金額が数千円程度で済むところです。


    金利について

    金利については、年0.61%〜年9.37%(※2021年8月時点)となります。


    こちらは、変更されている可能性があるため、利用前に公式ホームページで確認を行うようにしてください。


    最新の金利の情報はこちらです


    楽天銀行の不動産担保ローンの金利は、固定金利で5年毎に見直しが行われます。


    金利の見直しで金利が大きく変わることはほぼ無いですが、金利が上がるケースもあることは念頭に入れておきましょう。

    月々の返済プランについて

    毎月の返済額

    融資を受けた金額 月々の返済額
    200万円以下 2万円以上
    200万円超400万円以下 4万円以上
    400万円超600万円以下 6万円以上
    600万円超800万円以下 8万円以上
    800万円超1,000万円以下 10万円以上
    1,000万円超1,250万円以下 11万円以上
    1,250万円超1,500万円以下 13万円以上
    1,500万円超1,750万円以下 15万円以上
    1,750万円超2,000万円以下 18万円以上
    2,000万円超2,250万円以下 20万円以上
    2,250万円超2,500万円以下 22万円以上
    2,500万円超3,000万円以下 25万円以上
    3,000万円超4,000万円以下 40万円以上
    4,000万円超5,000万円以下 50万円以上
    5,000万円超6,000万円以下 60万円以上
    6,000万円超7,000万円以下 70万円以上
    7,000万円超8,000万円以下 80万円以上
    8,000万円超9,000万円以下 90万円以上
    9,000万円超1億円以下 100万円以上

    楽天銀行不動産担保ローン:「不動産担保ローン返済シミュレーション」より抜粋


    この金額での返済が厳しい場合は、ローンの返済期間を最大25年まで延ばすことができます。


    ただし、満80歳までに完済する必要があるため、65歳で利用した人は最長でも15年までしか延長できないことを把握しておきましょう。


    楽天銀行「不動産担保ローン」のまとめ

    最後にこのローンについて、まとめます。


    • 最低で100万円、最高で1億円の大型融資に対応
    • カードローンと比較すると大幅に低金利で融資を受けられる
    • ローンの返済期間は最長25年まで組むことができる
    • 融資を受けるために、別途費用が必要になる
    • 申込みから融資実行まで約1ヶ月かかる

    楽天銀行の不動産担保ローンは、低金利で大枠の融資を受けられる点が最も魅力的なローンです。
    また、他社の不動産担保ローンと比較して、ネット銀行特有の低金利も大きなメリットです。

    さらに第三親等者までの不動産を担保にでき、物品の購入資金や住宅のリフォーム、借り換えなど利用目的を幅広く持てるので、他の高金利なローンを組むよりも有益な利用が可能です。


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