JICCの信用情報記録開示書の正しい読み方

JICCの信用情報記録開示書の読み方や、ローン審査時に抑えておきたいポイント!

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このページでは、JICCの信用情報記録開示書の読み方についてを詳しく説明していきます。また、読むだけであれば誰でも簡単に理解はする事が出来ますが、ローンの審査時に何が影響するのかなど、応用編となる情報も掲載しています。


審査に対して不安である。ローンの審査に落ちるけど、実際何が審査に影響しているのかなど、何らかの悩みがある人は是非、このページを熟読していただけると幸いです。


また、取得方法がわからないという人は、JICCの信用情報取得に関しては以下のページを参考にしてください。
JICCの信用情報開示をスマホで済ませる為の手順をわかりやすく解説!


まず、信用情報の基本的にな情報を説明

まず、JICCの信用情報記録開示書には2種類の用紙があります。その他の用紙もあるのでこれについては、後述して説明しますが、まずこの2種類の用紙についてを説明します。


用紙には、ファイルDとファイルMというものがあります。まず、ファイルDに関しては、登録されている業者全体や、契約の状況、限度額、残債など契約中の全てのローンの全体像が記載されています。ファイルMはそれらのローンの個別の情報が、記載されています。


百聞は一見に如かずで、読むより、この用紙にどういったものが記載されているのか、実際にどういうものかを図解で説明していきます。


ファイルDについての読み方

まず、ファイルDについての読み方です。実際に取得した信用情報の開示書はこのようになっています。


JICCの信用情報記録開示書のファイルDの記載
個人情報の部分は隠しています。画像が少し小さく読みにくくなってすみません。


ここに掲載されているのは、大きなカテゴリで分けると2項目です。


本人情報

氏名 本人の氏名と生年月日、半角カナ、ローマ字表記が記載されています
住所 現住所が記載されています
勤務先 契約の勤務先が記載されています
本人確認書類

契約時に提出した本人確認書類の番号が記載されています。

  • 運転免許証番号
  • 健康保険証番号
  • パスポート
  • 外国人登録証明書
  • その他
電話番号

契約時の電話番号が記載されています

  • 自宅電話番号
  • 携帯電話番号

債権情報

契約状況の記載

どの業者とどういった契約の状況になっているかが記載されています

  • 総量規制対象貸金債権
  • 保証履行債権等

※後述でこちらについては説明します

登録会社名

契約している各業者名が記載されています

  • 例) アコム(株)など

同項目に、業者の加盟している信用情報機関も掲載されています。

  • 例) JICC加盟
  • 例2) JICC/CIC加盟 等
取引形態

どういった取引をする契約なのかが記載されます

  • 融資(通常のローン契約)
  • キャッシング保証契約
  • リース契約
  • ショッピング(クレジットカード含む)
包括/個別 クレジットカードやカードローンのキャッシングなどの貸付枠での利用が出来る契約なのか、1つの個別の商品やサービス毎のローンなのかという情報です
貸付日/契約日 個別ローンは融資を受けた日が記載されます包括契約(クレジットカード、キャッシング等)は契約日が記載されます
貸付/利用金額保証額

貸付/利用金額は、借り入れの金額の記載、限度額がある包括契約の場合は、借り入れの総額が記載されています


保証額は、銀行カードローン等の保証会社の保証を受けた契約で保証会社の保証している金額(銀行カードローンなら限度額)の記載がされています

出金日/利用日 最後に利用した日の記載です
出金額/利用額 最後に利用した金額の記載です
入金日 最新の入金を行った時の日付です
残高 利用後の残高が記載されています
入金予定日 次の支払の予定日が記載されています
完済日

ローンの完済を行った日付が記載されます
クレジットカードや、キャッシングなどの包括契約の場合は、完済し、解約をした日付が記載されます

譲渡日 長期間の滞納等により、債権を他社へ譲渡された場合の日付が記載されます
配偶者引受有無 配偶者貸付制度を利用し、配偶者の同意を得て契約を行ったローンが掲載されています

契約状況の記載

上記の契約状況の記載の区分については以下となります。


総量規制対象貸金債権 総量規制の対象となる貸付、又は「おまとめローン」などの例外貸付についての記載です
総量規制対象外貸金債権 マイカーローン、住宅ローン、などの目的ローンの記載で総量規制からは除外されている借入の契約です
総量規制対象配偶者貸付引受債権 配偶者貸付制度を利用した契約の記載です現在、貸金業者では配偶者貸付に非対応業者が多い為、こちらの記載はほとんどありません。
物販債権 ショッピング、サービスなどに対してローンを組んだ場合の記載です
保証履行債権 保証会社が代位弁済を行った時に記載される情報です
保証契約債権 保証会社の保証を受けて契約したローンの情報です
BL連帯保証人引受債権 法人名義で事業者ローンを組み、連帯保証人として代表者がなっているローンについての記載です
非会員譲渡債権 JICCに加盟している業者がJICCに加盟している業者以外に債権を譲渡した情報が掲載されます
包括残0債権 未使用で、契約が生きているクレジットカードやキャッシングなどの残高が0円である状態の情報です
完済債権

ローンの完済が終わり、全て返済したという情報です
クレジットカードなどの契約は残高0円の状態で解約した場合の情報となります

掲載されている情報は上記のようになっています。


ファイルDであったらまずい情報について

このファイルDは、基本的に審査に悪影響があるのかどうかを直感的に見分ける事ができるのが、「異動」情報です。記載は、以下の場所へ掲載されています。


JICC信用情報記録開示書の中の異動情報


ここへは以下の掲載が記載されます。


延滞、元金延滞、利息延滞

入金予定日よりも3ヶ月以上過ぎた滞納の情報です

 

※延滞情報は延々と更新され他の条件に異動しない場合は延々と継続されて記載が残ります。

延滞解消

延滞ではないですが、延滞があったという証拠を示す情報です

 

※延滞の解消を行い1年以内で情報は消えます

債権回収

法的手続きによって、強制回収、支払いの催促などを行った情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

債務整理

利息の免除を受け、元金のみの返済、又は支払いの減額などを行った情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

破産申立、特定調停、民事再生

法的手続きを行った情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

保証履行

保証会社が、代わりに弁済を行った情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

保証契約弁済

契約した会社が、保証会社より弁済を受けた情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

連帯保証人弁済

連帯保証人となった人が契約者に変わり弁済を行った情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます

カード強制解約

不正な利用を行い、利用規約に反した、又は反する行為と誤解させる利用を行った為、強制解約となった情報です

 

※発生した日から5年以内に消えます


これらの情報があるとローンの審査はかなり厳しいもので、住宅ローンやマイカーローンなどの高額のローンの審査通過はほぼ絶望的であると考えてもいいもので、審査通過する為には、これらの情報を綺麗にする必要があります。


綺麗にするといっても、時間が解決する問題であり、基本的にJICCは5年を超える期間での情報は残りません。ただ、問題であるのは、遅延状態を延々と継続させている状態、つまり


生きた契約で借りたまま返していない状態


が最も、深刻な状態でこの情報は契約している以上消える事はありません。例え、時効である期間を迎えたとしても時効の援用を行い、契約を終了させる必要があります。こういった情報でない限りは信用情報は時間と共に解決するので、いつ消えるのかしっかりと発生日をよく見て確認しましょう。


次にファイルMの読み方についてを説明していきます。


ファイルMについての読み方

上記のファイルDと違い、ファイルMは、個々のローンの契約状況などの状態が掲載されています。ファイルDは自分が保証人や保証会社等を挟んで関わっている契約情報でファイルMは本人が直接契約している情報が掲載されています。つまり、両方見る必要はありますが、メインはこのファイルMをベースに見るようにしましょう。


ファイルMの記載されている情報


こちらはファイルMに記載されている情報です。こちらも画像が小さく見づらくなってしまい申し訳ありません。


先ほどのファイルDから得られる情報の詳細情報となりますが、ほとんど得られる情報は同じであるため、こちらのファイルMでしか記載がない情報を説明します。


ファイルMにしか掲載されていない情報

支払サイクル Yは年、Mは月、数字のみは日毎の支払というサイクルについての記載です1M=1ヶ月に1度の支払という事です
年間支払い予定額 毎月の支払いの総額を12ヶ月分で掛け算したものです。一括払いなどがあると、著しく金額が増えるため、参考程度にしましょう

基本的に違う点は、こういった細かい情報まで記載があるのがMとなります。


JICCの信用情報で、記載されないもの

このJICCの信用情報で記載がないものがあります。


契約者の年収についての記載

契約者の年収についての記載です。ローン会社は、利用者の年収自体はわからないので、基本的にショッピングローン等で50万円を超える高額な商品等の購入時は返済能力の調査として収入証明書等でローン毎に提出を求められる事があります。又、自由用途の包括契約のキャッシングは、50万円以上の融資を希望する場合は、必ず提出が必要となります。


契約しているローンの金利

わかりやすい例が、おまとめローンなどで、まとめる対象となるキャッシングの契約に対し、金利はいくらですか?と聞かれる事がありますが、ローンの審査時に業者側は他のローンの契約している金利を知る事は出来ません。又、本人が信用情報を開示したとしても、契約の金利が記載されていないため、契約書や会員ページへログインをしない限りわからないようになっています。


ローンの審査に影響がある項目とない項目

最後に、ローンの審査の時に影響がある項目とない項目についてを説明します。致命的であるものは上記で説明した通りの「異動」情報ですが、下記の項目も影響があります。


ローンの審査に影響がある項目

残債のあるローンの契約数

毎月支払いしている金額が、例えば、月に5万円以上返済能力がある人で、月に2万円ほど返済している場合で、例えば、月に4,000円の支払いが5社あったりと例え返済額が個々で少額であっても生きたローンの契約数が多い場合は、審査にとってマイナス要因となる事があります。


つまり、金額でなく、契約している数が足かせとなってしまうという事です。対処は、1つだけでローンの支払いを終わらせ、生きたローンの数を減らすという事を行う必要があります。


※携帯電話の分割払いもローン契約ではありますが、携帯電話の分割の数は審査にとって影響はないと見ています。


ローンの残債が多い場合

例え、滞納がない場合でクリーンな状態であっても、毎月の返済額が多過ぎると判断された場合はこれが足かせとなります。例えば、家賃や子供の養育費、生活費等の扶養の家族構成で毎月の余剰金を審査ではポイントで振り分けますが、これに対し、既にローンを組んでいる状態で、申込者の属性により、余剰金を算出した際に、この支払い能力がないと判断される恐れがあります。解決方法としてはローンを終わらせる。又は残債を大きく減らすという事を行う必要があります。


半年以内のローンの申込み数が多い場合

ローンの審査を受ける際に、申し込みを行ったという情報は6ヶ月間残ります。この6ヶ月以内に審査落ち含め3社以上の申し込みがあると審査基準は高くなる傾向があります。ある意味最も損である審査落ちであると言えます。通常の社会通念的に、6ヶ月以内に3つ以上のローンを組むのは通常ではないと考えられているためです。この場合は、申し込みを行った履歴が残る6ヶ月どこにも審査を受けずに、過ごすという事で解消される問題です。


ローンの審査に影響がない項目

次にローンの審査に影響がない項目です。

包括契約で利用していない契約数

クレジットカードやカードローンで契約はしているけど利用はしていない状態、すなわちいつでも利用できる状態の包括契約であるローンについては、審査に対し影響はありません。


理由としては、私たちが取得出来る信用情報と、業者側が取得出来る信用情報は異なり、利用していない残債0円のローンに対しては審査時の調査では取得できない情報である為です。つまり審査時は業者側は、わからない情報であるということです。


よく、住宅ローンなどの審査で、この契約数に対してや、カードローンやキャッシングの契約はない方がいいのではないかという人もいますが、残債が0円で24ヶ月以内に滞納がない場合は、影響がある事はありません。24ヶ月以内に滞納があり、今は使っていないという場合でも、滞納を起こした回数は加算されるため、注意が必要です。


この契約数に関してはシビアに考え過ぎてもあまり意味はありません。



ローンの審査に落ちるけど理由がわからない、、。ローンの審査を受けるけど、審査に自信がない、、という人は一度自身の信用情報を取得されて確認をされてみてください。


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