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    ブラックリストって何?本当に存在するの?

    ゼニエモンの場合は特殊なのかもしれませんが、
    元々仕事をしていた職場では、よく「ワシはブラックだからローンなんざ通らんわ!ハハハ」というような
    会話をよく聞いていました。


    ブラックってなんですか?と話を聞くと、
    「いや、あいつブラックリストだからさ、どこもローン通してくれないんだよ」という会話などあったので、
    当時16歳くらいの職場で、ブラックリストというリストに乗るとローンが組めなくなるのか、、。
    と認識していました。


    このブラックリストという言葉を認識している人は多いと思いますし、
    意味としては、どこにもローンが通らない人であるという事を理解している人は多いと思います。


    このページでは、そんなブラックリストというものはそもそも存在するのかどうかという事を詳しく解説していきます。


    ブラックリスト=正規のローンが通らない状態というのは間違いではない

    まずこのブラックリストで巷で言われている定義としては、


    ブラックリスト=ローンの審査が通らない人


    という構図は、間違いではありません。
    言われているようにローンが通らない人です。
    ただし、ブラックリストというリストはこの世に存在はしません。


    ローンに何やっても通らない人から始まった造語ではありますが、
    意味としてはこの通りになります。


    ではなぜ、どのローンに通らなくなるのかというと、
    業者同士が個人情報を談合し合って、
    友人同士のお金の貸し借りみたいに、


    「あいつに金貸すと帰ってこないから、審査落としたほうがいいよ!」


    と言い合っている意味ではなく、
    どのローン業者でも利用する、信用情報を保管する機関に記載のある
    信用情報に他のローンで起こした金融事故についての記載がされているからです。


    これを「信用情報」といい、社会的信用とは全く異なり、
    ローンを組むコトに対しての「信用情報」を保管する機関があります。


    これを「信用情報機関」といい
    現在は、国から委託されている3社が信用情報を保管しています。
    ローンを組む際は、この信用情報を必ずみましょうね!と信用情報を元に審査を行うことが義務付けられています。


    なので、A社でローンの踏み倒しをおこなって、
    B社でローンを組もうとした場合、B社はA社へ踏み倒していることが分かるので、
    審査に落とします。



    信用情報機関やローンの審査時に見られる信用情報については、
    以下のページで詳しく説明しています。


    参考ページ:カードローンやキャッシングの審査で利用される「信用情報」についてを詳しく解説!


    では、次に、このブラックリストに相当する「金融事故」について具体的に何をしたらダメなのかを
    順に説明していきます。


    ブラックリストに相当する金融事故

    以下では、ブラックリストに相当する金融事故について、
    5つの項目に挙げています。


    債務整理を行った場合

    まず、オーソドックスなやつですが、債務整理を行った場合は、容赦なくブラックリスト入りです。
    業者と話し合い元金の返済をして契約を終了する「任意整理」から、
    借金を全て帳消しにする「自己破産」等により借金を解決した場合は、
    信用情報に記載され情報は残ります。
    この場合は契約の「異動」、「法的免責」、「破産申立」というような記載で
    信用情報として残り、これが存在しているだけで、
    カードローンやクレジットカードなど一切のローンを組むことは出来ません。


    踏み倒しをしている

    踏み倒しをしている場合は、滞納扱いで、途中で契約の「異動」となり、
    ずっとローンの契約は残っています。
    後述しますが、これは最も厄介なブラックリストと言えます。


    返済能力を超過している

    要は、ローンの組みすぎという場合、または毎月の返済金額が多くて
    今申込してもあなた返せないでしょ?というパターンです。
    これは他のローンが終了したり、総額の残債を減らすことで解消することが出来ます。


    短期間に申込しまくった

    意外と思う人もいるかもしれませんが、申込を同時に行った場合等も、
    申込情報として信用情報には記載されるため、本来、滞納もなくキチンと返済しており、返済能力が
    十分にあるのにも関わらず審査に落ちます。
    これを一般的に用語で言うと

    申込ブラック

    と言います。
    審査に落ちると面倒だから、複数の業者に申込して通った業者を利用してあとは断ろうと
    考える人は意外と多く、こういった損をする場合もあるということを理解しておきましょう。
    基本的に、同日の場合は2社以下であり、6ヶ月以内に、トータルで3社〜4社を超えた場合がこれに該当します。


    これも払わなかったらブラックリスト入り?

    実は、カードローンやクレジットカード以外にも、これを払わなかったらブラックリストに入る可能性が高いというものも存在します。
    返済に遅れると実はブラックリストに入ってしまう支払いは以下のにあげるものです。

    • 携帯電話の料金
    • 後払い系サービス

    まず気を付けなければいけないものは、携帯電話の料金です。
    ほとんどの人はスマートフォンの代金を分割で支払いしていると思います。
    しかし、この代金は分割で支払っているためローンと似たような扱いであり、3ヵ月ほど返済に遅れてしまうとブラックリストに入る可能性が高いです。


    次に、後払い系のサービスにも気を付けなければなりません。
    最近(2019年12月現在)流行している、バンドルカードのようなプリペイドカードにおいても、クレジットカードと同じように、返済に遅れるとブラックリストに入る可能性があります。


    ブラックリストは消えるもので時間が解決してくれる

    このブラックリストの情報は、今すぐ消したいと思っても消せません。
    直接、信用情報機関に連絡して情報を消してほしいといったところで、
    書き込んだ業者に言ってくれと言われるだけです。


    この場合は、金融事故の自己情報が消えるまでは時間が解決をしてくれます。


    信用情報の自己情報が消えるまでの期間

    自己破産・個人再生(官報記載) 5年間〜10年間※1
    任意整理 5年間
    滞納情報(返済中のもの) 2年間
    申込情報 6ヶ月間※2
    ※1 自己破産や個人再生の場合

    自己破産や個人再生の場合は、5年間から10年間は信用情報は消えません。
    どうしてここまで開きがあるかというと、
    債務整理を行ったローンの会社に銀行が含まれているのかという違いです。
    銀行が含まれていた場合は、
    信用情報機関の全国銀行協会へ保管されているため、
    保持する機関は最長10年です。


    含まれていない場合は、CICとJICCのみ信用情報が保管されているため、
    これらの保有期限は最長で5年となります。


    ※2 申込情報

    この申込情報は、6ヶ月で綺麗さっぱり消えてなくなります。
    申込を行った翌日から6ヶ月です。
    注意書きとしてどうして最長1年なのかということですが、
    これも銀行へ申込を行った場合のみ、1年間は、申込者のみが確認出来て、
    業者側は6ヶ月以上前の申込情報は取得出来ません。
    私達の取得出来る信用情報とはローン業者の照会する信用情報は異なり、
    全銀協の場合だけ1年は遡って申込情報を見れますが、
    どの信用情報機関でも6ヶ月以上はありません。


    滞納してしまった履歴は、最後に滞納を行った月から2年間通常の返済を行った場合は、
    信用情報として滞納した履歴はなくなります。
    ただし、返済回数等が決められたローンに対しては、最後の2年間の履歴が信用情報で残り、
    ローン契約が終了し、5年間は、情報が保管される為、返済の中で最後の2年以内に滞納した場合は、
    これが5年残るので注意が必要です。
    ただし、1度2度に関しての滞納自体は審査にとってマイナスには間違いないですが、
    致命的なものでもありません。


    時間が解決しない金融事故もある!

    基本的に、金融事故自体は、時間が解決しないものもあります。


    基本的に、終了したローンは全て保有期限が設けられています。
    例えば、自己破産を行った信用情報は、



    このように期限が設けられています。
    また、信用情報を消す方法は、

    • 契約した会社に削除を要請する
    • 保有期限が切れるまで待つ

    この2つしかありません。
    業者側へ打診し削除をお願いは自由にすることが出来ますが、
    対応してくれないことが大半です。


    これが無期限で消えない状態なのが、返済を途中で辞めて、
    連絡を一切無視した状態の人は、信用情報がずっと残ります。


    最後に返済を行い、5年以上経過すれば時効を迎えますが、
    時効を迎えれば勝手に債務が消えるわけではなく、「時効の援用」を利用し、
    業者に時効を認めさせ、契約を終了してもらわない限り、
    ずっと、契約中であり、毎月キチンと滞納した記号が延々と記述され続けるので、
    結果、永遠に続くブラックリスト扱いになります。


    厳しいいい方ですが、金融事故情報は、本人が借金にキチンと向き合えば消えるものであり、
    借金から逃げている人は解決出来る問題ではありません。


    金融事故を起こした業者には二度と融資を受けれない

    このブラックリストというのは、信用情報機関のことではありますが、
    各ローン業者は自社のリストを持っています。
    過去に自分の顧客が自己破産を起こし、債務が消滅し、
    その信用情報が回復したからといって、その人に再度ローンを通すわけがありませんよね。
    このように社内ブラックに載ってしまうと、信用情報が回復しても借り入れができなくなります。


    例えば、プロミスから融資を受けており、プロミスに対して債務整理を行った場合は、
    プロミスから2度と融資を受けることは出来ません。
    また、プロミスが受けている保証事業で、例えば三井住友銀行 カードローンの保証会社は、プロミスですが、
    審査に通るためには保証会社の保証を受ける必要があり、
    もちろん保証してくれません。


    安易に信用情報が回復したからといって前のローン会社へ申込や保証をしてもらうことはできなくなるという事は理解しておきましょう。


    ブラックでも審査が通るローンはあるの?

    ブラックリストでも審査が通るキャッシング業者等は存在しますが、
    大手ではないため、まともな接客を受けれる業者はあるのかもしれませんが、ほぼ存在しないと考えるべきです。


    ブラック中でも、大手で審査が通るのは、スマホの分割払い程度しかないことを理解しておきましょう。


    ブラックリストに関してのまとめ

    最後にこのページをまとめてみました。

    • ブラックリストというものはローンが通らない人を言う
    • ブラックリストというリストは存在しない
    • ブラックリスト=金融事故を起こした人である
    • 債務整理をした場合は5年〜10年ブラックリストへ記載となる
    • 踏み倒しは、時効の援用をしない限りずっとブラックリストである
    • 短い期間に複数の業者へ申込をすると半年間申込ブラックになる
    • ブラックリストは時間が解決してくれる
    • ブラックリストから消えても以前融資を受けた業者では社内ブラックになり二度と融資してくれない

    ブラックリストというものは、どこのローンを受けるコトができない人で、
    金融事故を起こした人がそのように呼ばれます。

    しかし、ローンを本来組める状態でありながら申込ブラックや返済能力を超過していると判断され、事故を起こしていないにも関わらず一定期間ローンが通らない状態になる事もあります。
    こういった場合でも、時間が解決する問題ですので、心配する必要はありません。どうしても信用が気になるという人は、信用情報を実際に開示した情報も記載しているのでこちらも読んでみてください。



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