じぶん銀行カードローンを利用した借り換えについてを徹底調査
が、ある一定の条件を満たす人は、「カードローンau限定割 借り換えコース」という借り換え専用のプランが適用され、通常よりもお得な金利で利用することができます。
このページではじぶん銀行カードローンの借り換えコースについて徹底調査、おまとめ・借り換え専門のローンとの違いについても詳しく解説していきます。
今現在、他社からの借入があり、借り換えやおまとめのローンの利用を検討している人はぜひ参考にして頂けると幸いです。
このページではじぶん銀行カードローンを利用した借り換えについてを特集しているので、申込条件や金利、返済額など全体的なスペックを知りたいという人は以下ページへと進んでください。
「カードローンau限定割 借り換えコース」の適用条件と適用金利
次の条件を満たす場合、借り換えコースが適用され、通常の金利から年0.5%ほど金利が優遇されます。
登録するau IDに以下のサービスが設定されている必要があります。
- au携帯電話
- ケーブルプラス電話
- SmartTVBox
- J:COM PHONEプラス
- auひかり
- auひかりちゅら
- au one net
借入限度額は審査により決定されるので、借り換えコースが適用されるかどうかは、実際に申込をしてみないことには分かりません。
なお、借り換え希望額、他社からの借入金額が100万円未満の場合でも、借入限度額が100万円以上となれば、借り換えコースは適用されます。
じぶん銀行カードローンは借入資金の使い道は原則自由(事業性資金は除く)とされていますが、借り換えコースを適用されるには、利用目的が他社借入の返済に限られます。
じぶん銀行と三菱UFJ銀行の関係って?
じぶん銀行のサイトを見ているとところどころに三菱UFJ銀行のロゴがあって「?」と思っている人もいたと思うのですが、じぶん銀行は、2008年6月にKDDI株式会社と株式会社三菱UFJ銀行が共同で設立している会社です。じぶん銀行にとって、三菱UFJ銀行は出資元と出資先という関係にあります。
KDDIが関わっているからといって、Softbankやdocomoユーザーの人が申し込めない、という訳ではありません。審査の属性を満たしていれば、キャリア関係なくカードローンへの申込もできるし、じぶん銀行の口座も作れます。歴史は浅いですが、安心して借入をして大丈夫な銀行です。
借り換えコースを利用することで適用される金利
じぶん銀行カードローンは借り換えコース以外に、auユーザーであれば適用される「誰でもコース」があり、以下3種類の金利設定が用意されています。
じぶん銀行カードローン借入限度額の適用金利表
借入限度額 | 通常金利 | 誰でもコース | 借り換えコース |
---|---|---|---|
10万円〜100万円 | 13.0%〜17.5% | 12.9%〜17.4% | 12.5%※ |
110万円〜200万円 | 9.0%〜13.0% | 8.9%〜12.9% | 8.5%〜12.5% |
210万円〜300万円 | 7.0%〜9.0% | 6.9%〜8.9% | 6.5%〜8.5% |
310万円〜400万円 | 6.0%〜7.0% | 5.9%〜6.9% | 5.5%〜6.5% |
410万円〜500万円 | 5.0%〜6.0% | 4.9%〜5.9% | 4.5%〜5.5% |
510万円〜600万円 | 4.5%〜5.0% | 4.4%〜4.9% | 4.0%〜4.5% |
610万円〜700万円 | 3.5%〜4.5% | 3.4%〜4.4% | 3.0%〜4.0% |
710万円〜800万円 | 2.2%〜3.5% | 2.1%〜3.4% | 1.7%〜3.0% |
※借入限度額100万円のみ
通常金利、誰でもコースでは適用される金利の上限が17.5%もしくは17.4%とされていますが、審査の結果借入限度額が100万円以上となり借り換えコースが適用されれば、契約する金利は最大でも12.5%となります。
銀行カードローンであれば14%〜15%、消費者金融であれば約18%での契約となっている事が多いので、じぶん銀行カードローンを利用した借り換えにより契約金利が引き下げられる可能性が多いにあると言えます。
金利12.5%で契約できると具体的にどのくらいお得なの?
支払う利息を少なく抑えたいから低金利なカードローンへ借り換えをしたいと考えている人でも、金利が下がることで具体的にいくらほど支払う利息が減るのかということまで把握出来ている人はあまり多くありません。
この項目では以下計算式から1ヶ月あたりに発生する利息を計算、借り換えを行うことでお得になる具体的な金額を算出していきます。
金利18%で契約しているカードローンから借り換えを行った場合
消費者金融からの借り換えを希望する人が最も多いので、比較する契約金利は18%とします。
金利18%のカードローンからじぶん銀行カードローン「借り換えコース」への借り換えを行った場合に、1ヶ月あたりに支払う利息がいくら引き下げられるのかを表にまとめました。
借入金額 | 18.0%の1ヶ月の利息 | 12.5%の1ヶ月の利息 | その差額 |
---|---|---|---|
10万円 | 1,479円 | 1,027円 | 452円 |
20万円 | 2,958円 | 2,054円 | 904円 |
30万円 | 4,438円 | 3,082円 | 1,356円 |
40万円 | 5,917円 | 4,109円 | 1,808円 |
50万円 | 7,397円 | 5,136円 | 2,261円 |
60万円 | 8,876円 | 6,164円 | 2,712円 |
70万円 | 10,356円 | 7,191円 | 3,165円 |
80万円 | 11,835円 | 8,219円 | 3,616円 |
90万円 | 13,315円 | 9,246円 | 4,069円 |
※1ヶ月は30日で計算 ※小数点以下切り捨て
仮に50万円の借入を毎月10,000円の返済を行い完済した場合、金利18%では支払う利息の合計は約43万円、返済回数は約90回となりますが、金利12.5%だと利息合計は約20万円、返済回数は約70回に抑えられます。
現在利用しているカードローンの契約金利が高い人、高額の融資を受けている人に借り換えは非常にお得だと言えるのですが、じぶん銀行カードローンの借り換えコースへの申込前には以下のことを必ず理解しておかなければいけません。
じぶん銀行カードローンの「借り換えコース」は総量規制の対象外ではない
じぶん銀行カードローンの「借り換えコース」は、「借り換え目的で一定の条件を満たす人は、通常よりも優遇された金利でカードローンを利用できます」といったもので、おまとめや借り換え専門のローンということではありません。
プロミスやアイフル、オリックスクレジットなどが取り扱うおまとめ専用のローン商品が、総量規制の対象外となるのに対し、じぶん銀行カードローンでの借り換えは、総量規制の対象となります。
借り換えコースが適用されるには100万円の借入限度額での契約が条件となるので、その時点で最低300万円以上の年収が必要です。
仮に50万円の借り換えを希望している場合、今回の借り換えコースでの契約と合わせて150万円の借入の枠となるので、最低限必要な年収は150×3で450万円となります。
他社からの借入金額の合計がすでに年収の1/3を超えているもしくはそれに近い金額となっている人はじぶん銀行カードローンでも借り換えは難しいと考えてください。
以下ページで、総量規制の対象外となるおまとめ専用ローンを特集、利用のメリット・デメリットについても詳しく解説しているので参考にしていただくことをオススメします。
じぶん銀行カードローンを利用した借り換えは追加での借り入れも可能
おまとめ専用ローンを利用した借り換えとじぶん銀行カードローンを利用した借り換えでは仕組みが大きくことなります。
おまとめ専用ローンを利用した借り換え
総量規制の対象外となるおまとめ専用ローンは年収の1/3を超える借り換えも可能というメリットがある反面、原則、他社から借入している金額のみの融資となるので、新たな融資を受けることはできません。
おまとめ専用ローンで借り換えを行う場合、返済のみでの契約となります。
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」を利用した借り換え
じぶん銀行カードローンはおまとめ・借り換え専用の契約ではないので、契約の際には借入の枠が設けられることになります。
他社からの借入を完済後に残った借入の枠は自由に利用することができます。
じぶん銀行カードローンの「借り換えコース」は、今現在ある他社からの借入を低金利で借り換えたい、尚且つ、追加での融資を受けたいと考えている人に非常にメリットが大きいと言えます。
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」利用の流れ
何度も説明していますが、じぶん銀行カードローンはおまとめ・借り換え専用のローンではないので、借り換えコース専用の申込フォームなどは用意されていません。
通常のじぶん銀行カードローン利用時と同じく以下のような流れで、手続きは進められます。
じぶん銀行カードローン申込から融資実行までのフローチャート
- インターネットから申込
- 必要書類の提出
- 勤務先への在籍確認
- 審査結果の回答
- WEB上で契約手続き
- 融資実行
借り換え目的での申込を行う場合も、申込から契約手続きまでWEB上で完結でき、店舗への来店や郵送による契約手続きは不要となっています。
じぶん銀行カードローンの審査ってどうなの?審査落ちした場合は?
じぶん銀行「借り換えコース」の審査も、通常のカードローンの審査と変わりません。
自身に収入のない専業主婦を除く「安定した収入」がある人なら、アルバイトやパートのような非正規雇用の方も申し込むことができます。
外国の方も永住許可を受けている方ならOKです。
そんな中審査落ちした場合、どんな理由が考えられるかというと、じぶん銀行はアコムが保証会社なので、以前にアコム相手に返済の遅延などを行っている場合は、審査の通過は厳しいです。
そういう場合は、アコムが関係していないところへ申し込むか、銀行系ではなく消費者金融系のカードローンに申し込むしかないです。
後は、じぶん銀行はauユーザーに優しいという声もちらほら聞きますが、いくらauユーザーでも過去に金融事故を起こしてそのままにしているような人は審査に通りにくいでしょう。
借り換えコースへの申込方法と注意点
じぶん銀行カードローンへの申込方法はインターネットからのみとなるのですが、公式ホームページには3つの申込ボタンが用意されています。
じぶん銀行の口座を利用している人も、「借り換えコース」を希望する場合には、必ず「au IDを利用してお申込み」を選択してください。
通常のカードローンの申込と同様に、申込者本人の氏名や住所、勤務先などの必要事項の入力を進めていくと、「お借入状況について」という項目がでてきます。
他社からの借入状況を入力、借り換えの希望ありを選択することで、「借り換えコース」としての審査が行われます。
ここで希望なしを選択してしまうと、au IDがあり、審査の結果借入限度額が100万円以上となっても借り換えコースは適用されず、金利の優遇は受けることができないので慎重に入力するよう注意が必要です。
他社への返済は基本的に申込者本人が行うことになる
契約手続き完了後、ローンカードを利用したATMでの出金、もしくは振込による融資を受けることが可能となります。
おまとめ専用ローンでは、他社への返済は業者が直接行う場合が多いのですが、じぶん銀行カードローンでは原則、申込者本人が自分自身で他社への返済は行います。
審査結果の回答時に、担当者に相談、他社借入先、残債、返済日などを伝えることで、じぶん銀行から直接返済してもらえる場合もあるとのことでしたが、基本的には他社への返済は自分で行うと考えておくことをオススメします。
完済証明書の提出は原則不要
おまとめ専用ローンでは、他社への返済が完了したことを証明するために「完済証明書」の提出が求められることが多いのですが、この件について電話にて問合わせたところ、じぶん銀行カードローンでは、原則「完済証明書」の提出は不要とのことでした。
申込内容、審査の結果、提出が必要と判断された場合には、契約手続きの事前に連絡されます。
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」についてのまとめ
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」について詳しく解説してきましが、最後に「借り換えコース」利用のメリット・デメリット、どのような人に利用が向いているのかを簡単にまとめました。
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」利用のメリット
借り換えコースが適用された場合の金利は1.7%〜12.5%となるので、どれだけ高くとも契約金利は12.5%とかなりの低金利で利用が可能です。
最低でも100万円の借入の枠での契約となり、他社への返済後に残った借入の枠内の金額は、ローンカードを利用して自由に入出金することができます。
借り換え目的の利用時も、通常のカードローンと同様に、来店や郵送による手続きは不要となっています。
じぶん銀行カードローン「借り換えコース」利用のデメリット
総量規制の対象となるため、他社からの借入額に今回契約する100万円を足した金額が年収の1/3を超えてしまう人、もしくはそれに近い金額になる人は、じぶん銀行カードローンを利用した借り換えを行うのはかなり難しくなります。
じぶん銀行カードローンの上限金利は17.5%とされているのですが、これは大手消費者金融に比べ約0.5%ほど低め、銀行カードローンの平均的な水準より約3%ほど高めです。
審査の結果、借入限度額が100万円以下となった場合には「借り換えコース」は適用されず、上限金利の17.5%での契約となる可能性があります。
あくまでゼニエモンの主観ですが、じぶん銀行カードローンの借り換えは、年収が400万円程度あること、他社借入件数が1件、他社残債が20万円〜30万円以下であること、これらの条件を満たす人にのみ利用を推奨できます。
反対に、年収が400万円に満たない、複数社から借入をしている、他社残債が50万円以上ある、このような場合にはおまとめ専用ローンの利用を検討することをオススメします。
じぶん銀行カードローンのように追加融資を受けることは難しくなりますが、今ある借金をとにかく減らしたい、絶対に完済したいと考えている人は以下ページを参考にしていただけると幸いです。