医療ローンの審査ってゆるいの?厳しいの?審査に落ちやすい要素をゼニエモンが推測!

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医療ローンの審査に通った人と落ちた人の図

医療費が心配で病院へ行けない。

診察を受けたはいいが、入院と手術で高額になりそう。


上記のような心配を抱えている人もいれば、美容整形など保険適用外の治療を行なおうか悩んでいる人もいるでしょう。


医療費を一括で支払うことが困難な場合に頼れるのが、医療ローンです。


一方で、医療費に困っているなら誰でも利用OKなローンではなく、基本的に医療ローンの審査は厳しくなっています。


医療ローンの審査はどのようなものなのか事前に把握しておくことで、いざというときに申し込むかどうかの決断ができます。


そのためまず、医療ローンがどのような仕組みで成り立っているのかチェックしましょう。


    医療ローンの基本的な仕組み

    医療ローンにゼニエモンが申し込んでいる図


    医療ローンというと、特別なイメージを持つ方が多いことでしょう。


    一方で、医療ローンはクレジットカードやマイカーローンなどと同じように、金融機関が間に入るシンプルな仕組みです。


    手順は、まず治療を行う病院と提携している金融機関に医療ローンの申込をします。


    次に、クレジットカードやカードローンと同様に審査を受けます。


    その審査を通過して契約手続が完了すると、金融機関は提携している病院に医療費の支払いをします。


    そして、医療機関は医療費を受け取ることができるので、医療ローン利用者に治療を行うことができるという流れです。


    また、医療ローンはカードローンなどと同じように金利があり、利息が上乗せされた金額を毎月返済することになります。

    医療ローンの審査について

    医療ローンの審査にゼニエモンが落ちた図


    それでは、医療ローンの審査に落ちやすい要素を解説します。


    収入の不安定さ

    例えば千葉銀行の医療ローンは、学生やフリーターは申込できないようになっています。


    このことから、医療ローンはカードローンと同じように、収入が安定している人に申込をしてもらいたいことがわかります。


    そのため、収入は可能な限り安定している方が良く、正社員や公務員のような安定性の高い働き方をしていると審査に通りやすくなります。


    カードローンと同じく、審査で重要なのは、「この人はきちんと返済をしてくれる人だ」と信じてもらえることです。


    個人事業主で収入が不安定な人は、副業としてアルバイトをするのも有効でしょう。


    年齢が高い

    高額な医療費が必要になったため医療ローンを契約したい人の中には、高齢の人も決して珍しくありません。


    しかし、医療ローンには申込資格に年齢制限があります。


    例えば千葉銀行医療ローンは、契約時65歳未満で最終返済時は70歳未満である必要があります。


    医療ローンは、毎月の返済額をしっかり捻出できる年齢であることが、審査を通過するのに重要だということです。


    信用情報

    医療ローンもカードローンも重要なのは、申込者がきちんと返済できるという保証です。


    カードローンやクレジットカードなどの利用者は、利用歴・支払歴・返済歴が信用情報に記録されています。


    この信用情報は、審査を受ける場合に必ずチェックされます。


    そのため、この信用情報を良い状態にしておくことが「自分は良質な利用者」だとアピールすることに繋がります。


    クレジットカードやカードローンなどの支払・返済は、絶対に滞納しないように意識しましょう。


    ブラックリスト

    過去に自己破産や代位弁済などの債務整理の手続をしていると、信用情報に事故情報が記録されます。


    これはいわゆるブラックリスト入りの状態となり、最低5年はカードローンやクレジットカードの契約ができません。


    つまりブラックリスト入りの状態になっている間は、医療ローンの審査も自動的に落ちるようになっています。


    申込ブラック

    ブラックリストに入っていなくても、ほぼ自動で審査に落ちてしまう状態が「申込ブラック」です。


    申込ブラックとは、債務整理や自己破産とは関係なく、短期間に複数の借入申込をした場合になる状態です。


    短期間に複数の借入申込をするということは、審査をする側は「この人はそれだけお金に困っているのだ」と判断する原因になります。


    そんなにお金に困っているのは、なにか大きな問題を抱えているのでは?と推測され、審査落ちの原因となる可能性があります。


    加えて、短期間にいくつもの審査に落ちたことは、信用情報にすべて記録されます。


    基本的には医療ローンの審査で気をつけるべき点は、カードローンの審査で気をつけるべき点と同じだということを覚えておきましょう。


    医療ローンの審査対策

    医療ローンの審査にゼニエモンが通った図


    次に、医療ローンの審査を受ける際、どうすれば審査に通過しやすくなるか解説します。


    基本的には、カードローンやクレジットカードの審査対策と同じです。


    1.他社からの借入を返済しておく


    医療ローンの審査を通過するのに重要なのが、「この人は返済できる」と評価されることです。


    そのため他社からの借入があると、この人はお金に困っている、お金にだらしないと判断される可能性があります。


    また、他社からの借入額が多すぎると、医療ローンの返済ができないと見なされることもあります。


    医療ローンに申込をする前に、可能な限り他社ローンからの借入を返済しておきましょう。


    2.転職前に申込をする


    転職を機会に美容整形やレーシックなどを利用しようという方は、転職後よりも転職前に申込をしましょう。


    返済するためには仕事の安定性が重要なので、勤続年数は長い方が審査をする側の印象も良くなります。


    またフリーターは申込ができない医療ローンもあることから、医療ローンは就業状況も重要です。


    3.副業をする


    個人事業主のように、収入はあるけど毎月同じ額ではない場合は、副業としてアルバイトやパートをしてみるのも有効です。


    また、医療ローンにも在籍確認の電話がありますが、自宅などで勤務している場合、自宅の固定回線やアルバイト先の電話番号を記入しましょう。


    定期的に収入が入る仕事をしていることが、融資をする側には重要ですので、副業としてアルバイトやパートをするのは非常に有効です。


    4.申込をする医療ローンは1度に1つ


    短期間で複数の医療ローンに申込をすると、申込ブラックになることは説明しました。


    申込ブラックを避けるには、あまり多くの医療ローンに申し込みすぎないことが重要です。


    申込資格をしっかりと確認して、「ここなら大丈夫だろう」というところに申込をしましょう。

    在籍確認の電話はある?

    医療ローンの審査の一環として在籍確認の電話がゼニエモンの会社へかかっている図


    カードローンやクレジットカードに借入申込をすると、職場に在籍確認の電話がかかります。


    医療ローンに申込をした場合も、同じように職場に在籍確認の電話がかかってきます。


    ちなみに医療ローンの在籍確認の電話は、ローンの名前は出さずに電話担当者の名前のみを出します。


    どうして在籍確認の電話をするの?


    融資をする側は、申込者に返済能力があるのか確認する必要があります。


    申込の際に記載した年収や職場の情報だけでは、申込者が虚偽申告をしているリスクがあります。


    そのため、審査側は職場に直接電話をして、申込内容が本当なのかを確かめるために、在籍確認の電話をするということです。


    もしも虚偽申告が通り、本来の返済能力を超えた借入をすると、返済できず最後は自己破産することになりかねません。


    そうなると最後は代位弁済で保証会社に返済してもらい、ブラックリスト入りになってしまいます。


    ブラックリスト入りを避けるためにも、審査側は在籍確認の電話が必要だということです。


    誰がどこに在籍確認の電話をするの?


    在籍確認の電話をかけるのは、正確には保証会社になります。


    申込者が返済不可能なシチュエーションにおいて、申込者の代わりに支払いをする代位弁済をするのが保証会社だからです。


    また、在籍確認の電話先は、申込フォームに記入した勤務先の電話番号になります。


    ここで覚えておくべきなのは、大企業や部署が多い企業に勤めている場合、自分が在籍している電話番号を記入する必要があることです。


    在籍確認の電話がかかっても、電話を受け取った人物が申込者のことを知らないと、在籍確認が完了したことにならないのを気をつけましょう。


    中には本人が出る必要のある医療ローンも


    カードローンの在籍確認の電話は、基本的に本人が出る必要はありません。


    しかし、医療ローンの中には申込者本人が電話に出なければいけないケースがあります。


    なお、申込者本人が電話に出ないといけない場合、電話がかかってくる時間の打ち合わせができます。


    事前に、申込者本人が出なくても良い在籍確認の電話かどうか、確認しておきましょう。

    医療ローンの必要書類

    医療ローンの申込に必要な書類の図


    医療ローンで審査と同じくらい重要なのが、必要書類です。


    カードローンで必要な書類は、本人確認書類に加えて、借入限度額に応じた収入証明書類になります。


    医療ローンではその2つに加えて、借入したお金をどんな医療行為に用いるのか説明する「資金用途確認書類」が必要です。


    以下で、千葉銀行医療ローン・USCのメディカルローン・東京スター銀行のスターワンバンクローンで必要な「資金用途確認書類」を紹介します。


    ※東京スター銀行の「スターワンバンクローン」は、不妊治療に特化した医療ローンです。

    資金用途確認書類
    千葉銀行医療ローン 資金使途および所要金額を確認できる書面の写し
    USC「メディカルローン」 「入院費用請求書」または「治療契約書」のコピー 「治療計画書」や「見積書」のコピー その他治療(全額)を証明するもののコピー
    東京スター銀行「スターワンバンクローン」 不妊治療に関する受診を確認できる書面(医療機関診断書など)のコピー

    医療ローンの金利と限度額

    次は、医療ローンの金利と借入限度額について把握しましょう。


    医療ローンは基本的に、金利が年10%を超えず借入限度額は1,000万円以内のものがほとんどです。


    加えて、医療ローンは消費者金融では扱っておらず、銀行が主に取り扱っています。

    医療ローンを利用するメリット・デメリット

    医療ローンのメリットとデメリットを確認している図


    それでは、医療ローンを利用するメリット・デメリットを把握しましょう。


    メリット

    1.金利


    消費者金融の最高金利は平均年18.0%、銀行系カードローンの最高金利は平均年14.6%です。


    一方で、千葉銀行の医療ローンの最高金利は年5.20%です。


    医療ローンはカードローンと比較して金利が低いという大きな強みがあります。


    金利が低いということは、発生する利息を低く抑えることができ、総返済額も少なく済むということです。


    2.高額医療が受けやすくなる


    医療費が高額になるのは、病の治療だけではありません。


    美容整形やレーシック、歯列矯正でも高額な治療費が必要になります。


    先進医療が必要な場合や保険の対象外の治療も、医療ローンを利用すればお金を理由に諦める必要がなくなります。


    3.治療に集中できる


    お金の心配は、どんな状況においても非常に心が重くなるものです。


    また、医療費が高いとせっかく闘病生活を乗り越えたのに、一文無しというケースもありえます。


    一方で医療ローンを利用すると、高額の医療費を分割払いにすることが可能です。


    お金のことでストレスを溜めることなく、高額の治療を受けられるでしょう。


    4.カードローンと比べて社会的な印象は良い


    カードローンは社会的なイメージがあまり良くなく、悪印象を与えてしまうケースもあります。


    そのため、もしカードローンの利用が周囲に知られてしまうと、お金にだらしない人という印象を与えることも考えられます。


    一方で医療ローンは、利用のイメージが奨学金や学資ローンなどに近く、仮に周囲に知られてもカードローンよりも印象が良い傾向があります。


    デメリット

    1.年齢制限がある


    医療ローンは、治療に活用できる借入です。


    しかし、借入をするには申込者がきちんと借入を返済できる状態である必要があります。


    これは収入や信用情報だけではなく、年齢も重要です。


    2.基本的に学生やフリーターは利用できない


    高額医療が必要になるのは、正社員や社会人の方だけではありません。


    学生やフリーターの方でも医療ローンが必要なシチュエーションは十分にありえます。


    例えば歯列矯正やレーシックはまとまった時間が必要なため、むしろ学生の内にやっておく方が良いという考え方もあります。


    しかし、医療ローンは基本的に学生やフリーターの借入ができません。


    学生やフリーターで医療ローンを利用したい人は、医療ローンの申込資格を必ずチェックしましょう。


    3.場合によってはカードローンの方が良い


    医療ローンは数百万円の借入ができ、金利が低い優れたものです。


    しかし、場合によってはカードローンの方が優れていることがあります。


    例を挙げると、医療ローンで借入をする場合、学生やフリーターはローンが組めませんが、消費者金融なら組める可能性があります。


    金利は医療ローンの金利に比べると高いですが、審査が心配な人は利用候補に入れておくと良いでしょう。


    また、銀行系カードローンの横浜銀行カードローンは、金利が年1.5%〜14.6%(変動金利)と消費者金融よりも低い金利です。


    それでも医療ローンよりは金利が高くなってしまうので、他のカードローンは医療ローンが利用できないときに考えましょう。


    4.審査に時間がかかる


    医療ローンは、審査に時間がかかります。


    特に仮審査・本審査の二段階の審査があるものは、すぐにローン契約をしたい人には向いていません。


    医療ローンの審査の時間が不安な方は、事前にコールセンターに電話をしてどれくらいかかるのか問い合わせましょう。

    医療ローンとカードローン、どっちが良い?

    医療ローンと他のローンどちらが良いか悩んでいる図


    それでは、金利・借入限度額・審査の面で、医療ローンとカードローンのどちらが優れているのか解説します。


    金利

    ローン名 金利
    千葉銀行 医療ローン 年5.00%〜5.20%
    UCS メディカルローン UCSカード会員本人とその家族:年9.8%
    それ以外の人:年11.8%
    東京スター銀行 スターワンバンクローン 年7.8%
    アコム 年3.0%〜18.0%
    横浜銀行カードローン 年1.5%〜14.6%

    金利面だけで言えば、医療ローンよりも最低金利が低いカードローンもあります。


    ただし、カードローンは借入限度額が高くなるほど金利が下がる仕組みになっています。


    したがって、最低金利でカードローンを利用するとなると、かなり高い借入限度額でカードローンを利用する必要があります。


    非常に高い借入限度額を利用できる見込みがない場合は、医療ローンの方がお得でしょう。


    限度額

    ローン名 限度額
    千葉銀行 医療ローン 最大500万円
    UCS メディカルローン 最大190万円
    東京スター銀行 スターワンバンクローン 最大100万円
    アコム 最大800万円
    横浜銀行カードローン 最大1,000万円

    医療ローンよりもカードローンの方が、借入限度額の上限が高くなっています。


    ただし、アコムは消費者金融系カードローンなので総量規制がかかり、年収の3分の1以上の借入は不可能です。



    申込資格や審査

    ローン名 申込資格 審査機関
    千葉銀行 医療ローン ・満20歳以上満65歳未満、最終約定返済時満70歳未満
    ・安定継続した収入のある方
    ・パート・アルバイト・年金収入のみの方は不可
    ・住まい、または勤め先の所在地が千葉銀行本支店の営業地域内にある方(インターネット支店の場合は、住まいの所在地がインターネット支店の営業地域内
    ・永住許可を受けている外国籍の方
    ・個人事業主か会社経営者の方は、確定申告または決算を行っている必要がある
    ・ちばぎん保証(株)または(株)ジャックスの保証を受けられる
    約1ヶ月
    UCS メディカルローン ・20歳以上、完済時70歳未満の方
    ・学生は借入不可
    ・安定収入のある方
    2週間
    東京スター銀行 スターワンバンクローン ・満20歳以上、65歳未満
    ・申込時点で本人または同居の配偶者が不妊治療を受けている方
    ・正社員で給与所得者の方
    ・年収300万円以上の方
    ・日本国籍の方または外国籍で永住権をお持ちの方
    ・株式会社東京スター・ビジネス・ファイナンスの保証が受けられる方
    ・申込時に不妊治療に関する受診を確認できる書面(医療機関の診断書など)のコピーを提出できる方
    ・他社での借り入れで延滞等の事故情報のない方
    10日以内
    横浜銀行カードローン ・契約時満20歳以上69歳以下の方
    ・安定した収入のある方か、その配偶者
    ・パートやアルバイトの方も借入可能
    ・学生の方は借入不可
    ・年金収入のみの方は借入可能
    ・神奈川県内全地域、東京都内全地域、群馬県内の前橋市・高崎市・桐生市のどれかに住んでいるか勤務している方
    ・SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証が受けられる方
    最短即日

    このように、カードローンに比べると医療ローンは審査期間が長く設定されています。


    すぐにでもお金の借入をして治療を受けたいという方には、医療ローンは不向きだと言えるでしょう。


    その他のページもチェック!


    なお、医療ローンについては以下のページも詳細に解説していますので、合わせて読んでみましょう。



    医療ローンに向いている属性もチェック

    医療ローンを使うことに決めたゼニエモンの図


    最後に、医療ローンに向いている方はどのような属性かチェックしましょう。


    医療ローンに向いている属性

    • 低金利にこだわりたい
    • 保険の適用外である治療を受けたい
    • 先進的な高額の治療を受けたい

    それでは、次にカードローンに向いている属性もチェックしましょう。


    カードローンに向いている属性

    • すぐに借入したい
    • 医療ローンでは借入額が足りない

    医療ローン・カードローンそれぞれの長所を把握し、自分に向いている方で借入をしましょう。


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