ゼニエモンが読者さんに「自己破産するとどうなるか」についてインタビューを行ないました

掲載日:

2019年にゼニエモン編集部へ1通のメールが届きました。
彼の名前は石井さん(48歳/男性)

人生いろいろあり、この度自己破産をすることになりました。

ゼニエモン読者のひとりとして、借入で悩む読者の方に自己破産とはどういったものなのか、どんな手続きがいるのか、気持ち的にはどうなのかを伝えたいので、お話をさせていただけませんか。


という内容でした。


それから何度かメールでやりとりしたのですが、自分の辛かったことや大変だったことを、同じ悩みを持つ人に伝えたいというお気持ちが強く、心を打たれ、石井さんにインタビューをさせてもらいました。


借入をして返済に悩んでいる方に、じっくりと読んでほしいページです。


    自己破産をするに至った理由

    石井さん、ゼニエモン読者のためにお伝えしたいとご連絡をいただきましてありがとうございました。
    早速、インタビューを行なわせていただきます。

    まず、初めて借入したのはいつになりますか?
    また、何がきっかけで借入をしようと思ったのでしょうか。

    2017年頃になります。

    長年勤めた会社が倒産してしまい、うつ状態となっていました。貯蓄を切り崩して生活していましたが、収入を得なければ貯蓄は減るだけになってしまいますから、気を持ち直してバイトを始めました。

    でも、思うような収入を得られずに借入をしたのがきっかけです。


    バイトで得た月給はどれくらいありましたか?


    15万円から22万円とバラツキがありました。
    賃貸に住んでいたこともあり、家賃と光熱費、通信費、生活費などで、クレジットカードの支払いが足りないこともありました。


    それで借入を思い立ったわけですね。
    申し込みに至った当時の雇用形態、住居、勤続年数を教えてください。


    雇用形態はアルバイト、住居形態は賃貸マンション、勤続年数は半年程度でした。


    どの会社に申し込み、それぞれいくら借入しましたか?
    また、返済はどのように行っていたのでしょうか。


    借入総額は、アコム50万円、レイク30万円、アイフル70万円でした。
    返済は、お給料が入れば、各社利息を含めた最低返済額をネットバンキングにて行っていましたね。


    その他にも借入をしましたか?


    プロミスに申し込みました。
    審査は通りましたが、収入証明が必要とのことで、諸事情あり諦めました。
    それ以外にキャッシングは増やしていません。


    そもそも、クレジットカード3社のリボ払いの蓄積に加え、何とかしようと起死回生を図るつもりが詐欺に遭い、その支払いをリボ払いにしていたため、そちらでの借り入れが多くありました。


    今の状態から脱出したいと、新しいビジネスに挑戦しようとしたわけですね。

    はい。ネット物販(アマゾンやヤフーなど)で、仕入れから販売方法までを教えます、という案件に乗ってしまいました。


    何回かに分けてトータル120万程を支払いました。
    人間の心理を巧みに利用されたと感じています。ある意味、洗脳かもしれませんね。
    結局肝心な事はまったく教えてもらえず、最終的にはドロンとなり返済だけが残ってしまいました。


    何とかしたいという気持ちが大きかったこともあり、通常なら怪しいと思うものも「これなら何とかなるかも」と思ってしまったんです。
    心に余裕が持てないときは、判断が鈍ってしまうものなんですね。悔しさと後悔は今でも消えません。


    全部で何社から借入があり、総額はいくらになったのでしょうか。


    アイフルは50万円から70万円の限度額アップがあり、借入は3社150万円で、クレジットカードのリボは3社200万円となりました。


    返済を延滞してしまったり、滞納してしまったりしたことはありますか?
    もしあれば、それは初回の借入からいつ頃になりますか。


    「返済出来ない」との自己理由での遅延は一度もありません。家賃や光熱費と同じで必ず支払うものと考えていました。


    ただ、システムエラーと体調不良でアコムに2回だけ支払いが遅れてしまったことがあります。CIC上では約1年後と1年半後です。


    借入をして生活はどのように変わりましたか?


    その場を凌いだという程度でした。だた、どうしようもなく途方に暮れるということが解消されたのは事実です。


    自己破産手続きに踏み切るまで

    初めての借入から何年経って、自己破産の手続きを考えたのですか?


    初借入が2017年の1月で、自己破産を考えたのが2019年の10月頃からです。


    法的手続きをしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。


    月額の返済額が利息含めて8万円を超えて来たからです。


    おまとめローンなどの方法で毎月の返済額を圧縮するなどは検討しましたか?


    はい。
    破産の文字がよぎる前に、かなりの時間をかけておまとめローンについては調べました。電話での問合わせも行いましたし、色んなケースでの差額計算なども行いました。


    しかし、現状の自分を鑑みれば、現実的では無いと言う結論に至りました。
    私が貸す側であれば、現状の私に300万ものお金は貸しません。仮に50万ほど借り換え出来たとしても、焼石に水の状態に陥ってしまうと思いました。


    そこで自己破産の手続きをしようと思ったわけですね。


    手続きをお願いする弁護士さんや行政書士さんはどこで調べて決めたのですか。
    また、自己破産しようと決めてから、手続きするまでは不安もあったでしょうか。


    インターネットで色々と調べて、自分に親身になってくださるところに決めました。


    自己破産の際は、不安しかありませんでした。
    破産出来る確証も破産に対する知識も全く無いまま、ゼロからの状態でインターネットにて調べる日々が数か月続きましたので、行政書士さんがいいのか、弁護士さんがいいのかが分からず、これだけでも随分と悩みました。


    酷かったのが、初めて連絡した書士事務所に相談をした際「大丈夫ですよ。石井さんの借り入れを全額当方で立替します。毎月2万円ほど当方に振り込んでください」と言われたことです。何年かかるかも言わず、これは嘘なんじゃ……と疑心暗鬼になりました。


    そこから複数の書士事務所に相談し、最終的に弁護士事務所を選択しました。


    自己破産のほかに、債務整理や個人民事再生などもありますが、自己破産を選択した理由について教えてください。


    債務整理しても、月額の返済額が8万から6万程度になるだけで、 返済が厳しいことに変わりなく、生活できないからです。
    弁護士さんと話し合い、自己破産に決めました。


    自己破産後の手続きを開始

    法的手続きの流れを教えてください。


    弁護士をネットで探す→相談申込→相談(無料)→手続き→法的効力開始という流れでした。


    提出書類について教えてください。


    住民票・給与明細・源泉徴収票・通帳・家賃証明書 民間保険の返戻金証明書などです。
    あとは、借入先の名前やカードローンのカード、クレジットカードでした。


    また、借入を何に使ったのかについてもお話ししました。


    手続きをしている間に借入先から連絡はありましたか?


    引き落としを止めて、弁護士事務所から各社に通達が届くまでのタイムラグの間に連絡が来ました。
    かなりのストレスだったことを覚えています。


    連絡に対応されていたんですか?


    そうですね。出来る限りの対応はしました。


    まずは、弁護士事務所に相談し自己破産をすること、そして、弁護士事務所から通達が行くこと、その際に、通達は郵送なのかFAXなのかなど色々聞いてくる会社もありました。
    「私には分かりません。」と答えました。精神的に病んでしまい、折り返し連絡出来ずにいると、勤務先まで連絡して来る会社もありました。


    貸す側からすれば当然のことです。でも、精神的にキツかったです。


    貸した側にしてみれば、返済の遅延もなかったのに、ある日突然という感じだったでしょうね。
    自己破産は手続き後が一番辛そうです。


    一言で言うならば、生きた心地がしなかったです。
    手続き開始後は嘔吐がひどく、胃潰瘍の様な症状が2ヵ月程度も続きましたし、激しい下痢にも襲われました。辛い気持ちが体にも出てきてしまったんです。


    体調のことを考えると長引くのは辛いですね。


    自己破産までどれくらいの時間がかかるのでしょうか。


    弁護士費用を一括での支払いができず分割払いにしたので、最短でも半年は掛かりそうです。


    費用はどれくらい必要でしたか?
    また、毎月の支払額と完済日が分かれば教えてください。


    今のところ同時廃止(※)でお話し進めていただいておりますので、 弁護士費用税込33万円+雑費税込3万円です。
    雑費は印紙代や郵送切手代などに充てられ、残額は返金されるとのことです。


    バラつきや猶予などもいただきましたが、現状5万円のお支払で7月末の完済予定です。コロナの影響で延びる可能性もあるそうです。

    ※同時廃止とは、破産手続の一種で、換金できる財産がない場合に利用します。


    手続きをするにあたり、気を付けるべきことがあれば教えてください。


    自己破産する方々の中には、調べれば調べるほど過去のボロや不安材料も出てくる事があると思います。
    ただ、それらが判決に不利になると勝手な自己判断で、隠蔽したり誤魔化してしまったりしてはいけないと本当に思いました。


    依頼した弁護士の先生は、最後の砦と言っても過言ではありません。
    強固な信頼関係が必須ですので、聞かれた事はすべて正直に話すべきですし、気になっていることは伝えておくのがいいと思いました。


    手続きをしてみて大変だったことはありますか。


    利用中の銀行口座が複数あり、通帳記帳をしていなかったので入出金記録の手配が大変でした。
    それと、先に述べましたが、各社返済を止めた後 各社から連絡があり、1件1件謝りながら破産の旨を伝えるのが 心苦しくとても辛かったです。


    自己破産後の生活

    今はお手続き中とのことですが、それでも借入先からの連絡も少なくなり、生活も変わってきたかと思いますがどうですか?


    現在、弁護士費用を分割で支払中で、借入返済金に充当していた部分の大半を分割費用に充てています。なので、月々の余裕はほとんどありません。


    ただ、利息を含めた気の遠くなるような返済から、半年程度なんとか乗り切れればと、光に向かって歩めるようになったので。気持ち的には随分と楽になり、前向きに生活できるようになりました。


    自分は自己破産したんだなぁ、と思ったエピソードがあれば教えてください。


    現状手続き中ではありますが、生活レベルでいうと、インターネットでの買い物が簡単にできない、キャッシュレス還元が受けられないなどデメリットは当然多岐に渡ります。


    ただ、一番実感するのは官報に掲載される時だと思います。
    両親に対して、申し訳ないという思いで今もいっぱいです。


    借入で苦しんでいるゼニエモン読者に伝えたいこと

    このページを読まれている、ゼニエモン読者の方にお伝えしたいことがあれば、お聞きしたいです。


    月々の返済が少しでも苦しいと思った時点で、なるべく早く然るべきところに相談して欲しいです。


    新たに無茶な借入を続けてしまうと、私のようになってしまいます。
    破産がよぎった段階で、クレカの現金化(チケット転売など)は厳禁です。また、偏った借入先に優先して返済するのも、やめた方がいいですね。


    とはいえ、気が付けば追い込まれているという状況も理解できます。どこに相談すればよいのかも分からないと思います。


    私もそうでした。
    どうしようどうしようと、ずーっと1人で悩み続けました。来る日も来る日も、毎晩毎晩、誰にも相談も出来ずに地獄のようでした。そして、体調も劣悪になってしまいました。


    でも、考えても、悩んでも、答えなんて全く出ませんでした。
    1人で悩み続けると泥沼にはまります。


    ですから、まずは直感で構わないので、ここかなと思う行政書士さんや弁護士さんがあれば電話してみて下さい。まずは無料相談を使ってほしいと思います。


    私もそうしたことで、暗闇の先に光が見えた気がして、1歩前進出来て少し精神的に安定しました。


    相談してから、今後どうするかを再度考えてもいいかと思います。自身にとっての精神的な逃げ道を作ってあげて下さい。


    これが私の実体験です。


    その他の体験談について

    実体験のお話を本当にありがとうございました。
    そのほかにも伝えておきたいことがあればお願いします。

    複数のカードローンに申し込んだ時のエピソード

    まず、総量規制ですが、 少なくともアコム・アイフル・レイク・プロミスについては こちらが提示する収入額についての審査はありませんでした。


    また、申し込みは、3件目辺りからキビしくなるというページも見受けられますが、そんなことはなく、4件目のプロミスもすんなり審査に通りました。


    実際には、ただのアルバイトでそんな年収もありませんが、審査は通過です。
    ある程度の年齢であれば、雇用形態や年収は言い値なのかなと感じています。


    2件目のレイクは、審査自体すんなりと通りましたが、希望額50万に対して30万の結果でした。
    また、レイクは、「新生銀行」名乗りで勤務先に本人確認の電話が掛かってきました。
    そのため、電話を受ける方が勘のイイ人の場合は、借入がバレる可能性が非常に高いと感じます。


    また、弁護士に破産依頼してレイクへ支払を止めた後に、同じく「新生銀行」名乗りで 会社に2度電話が掛かってきました。
    マメであったため、総務から「コレは何の連絡ですか?」と聞かれ、とても困ったことを覚えています。


    ただ、レイクはCIC上では利用履歴が一切残りません。
    毎月「-」と記載されます。


    プロミスに申込んだ時の話

    プロミスに申込んだお話ですが、アコム・アイフル・レイクと3件も借入しているため、ダメ元でプロミスへ50万のキャッシングを申し込みました。


    本人確認書類は、実家へ住所移動後の保険証を提出しました。
    そしたらプロミスからは電話で「審査に通過しましたのでご連絡です。いくつかご質問が御座います。」と言われて驚きと安堵感が同時にありました。

    そこからは「以前に免許証取得経験は? 失効タイミングは? 他府県に居住経験は?」 など根ほり葉ほり聞かれなんとか乗り切れると思いましたが、収入証明書の提出が必要になると言われた時に、「事前に提出した情報と異なるから絶対に審査に落ちる」と思ったので、そのままキャンセルをしました。


    その時は申告した収入をごまかして申込みを進めてしまっていたこともありますが「やっぱりだめだったか…」と感じた時の絶望感は忘れられません


    虚偽申告自体はしてはいけないことだと理解していますが、ギリギリの状態だとなんとかして借入ができないか考えてしまうのが現実です。


    今回は借入状況が良くないにも関わらず、なぜかプロミスから審査に通過したと連絡が入りましたが、「じゃあ実際に借り入れできるか?」と言われるとかなり厳しいと言わざるを得ません。


    ライフカードに申込んだ時の話

    その頃の自分は借入を重ねること自分の首を絞めていくということが分かっておらず、なんとか凌ごうという気持ちでいたため、藁をも掴むつもりで、ライフカード無料版に申込みました。


    ブラックでもOKだとネットで口コミが多く見られたカードですが、NGでした。
    その時、CIC上は諸々新規申し込み履歴が2〜3件あったと記憶してます。


    また、ネット上では「無料版が落ちても有料版の案内が来る」と謳われてますが、 実際には「先に20万入金すれば、20万の枠が確保出来るカードのご案内」的なメールでした。
    もちろん、お金もありませんし、そんなものは申込できるわけもなく辞退しました。


    バンドルカードについての話

    こちらもネット上で現金化に関する情報が多数流布されてますが、 実際には初めに使える枠は5,000円のみです。


    その時の生活の足しになるようなこともないですし、期待するだけ無駄でした。あの時の絶望感は一生忘れられません。


    現金化の話

    今思えば、これも最悪の対策です。


    たしかに、一時的に現金が手に入るかもしれません。しかし、それは借金の前借りをしているだけなので、払えるあてがないなら、最終的には自身にとってはマイナスでしかありません。
    非常に強くお伝えしたい部分です。


    私はpay系などの携帯決済などでも現金化をしました。具体的には購入したアマゾンギフトを買取サイトへ売却するという流れです。


    もうこの対策が視野に入ってる時点で返済能力は限界にきているので一刻も早く相談すべきです。
    そうすれば破産の選択肢を免れる可能性があります。


    また、クレジットカードの現金化をするリスクとしては、破産の手続きをする際に不利になるということです。
    破産申請した後で、クレジットカード会社から100%各事務所へ報告されます。


    これがなぜ不利になるかというと、破産法でクレジットカードの現金化は、免責不許可事由となる可能性があるからです。
    破産は、免責(責任を免除)してもらうことなので、免責不許可となると、破産しても支払い義務が残ります。


    私も現金化に手を出してしまった時に、クレジットカードで新幹線の回数券を購入してチケット屋に売却をするということをしました。チケット自体は買値の95%位で売却できたと思います。


    当時はどうにか現金を手元に作る必要があるという思いで必死になっていましたが、破産申請後にクレジットカード会社から弁護士事務所へ連絡が入り、そして私の方へ事務所から事実確認のメールが来ました。

    そのメールを見た瞬間、強烈な吐き気を催すほど体調が悪くなり、その後もしばらく体調は回復せず、事務所には数日間悩み苦しんだ後に正直に事実を話しました。


    今では色々な方法で現金化をする方法は検索したら出てきますが、間違いなくしてはいけません。現金を手にした時はなんとか凌げるという思いが出てくると思いますが、その後に味わう苦しみを考えると絶対にしてはいけないです。


    インタビューの話を受けて

    今回、石井さんから、かなり深い内容をお話していただきました。


    カードローンやクレジットカードのキャッシングなどは、上手く使おうと思っても様々な理由で支払いが厳しい状況になってしまうこともあります。


    今回、石井さんは自らの意思で破産をするという選択をしましたが、これは状況などを鑑みて正しい判断だったのではないかと思います。


    たしかに、「破産をしよう」と思ったところで、手続きや諸々の精神的な負担が大きく、なかなかその一歩を踏み出せないと悩むことは珍しくありません。


    ただ、それをすることで少なくとも将来に向かって、再び歩き出せるようになるのも事実です。


    現在進行系で石井さんと同じような悩みを抱えている方にとって、今回の体験談が参考になれば幸いです。

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