カードローンが原因で他のローンに落ちる事はあるのか?

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当サイトへお寄せいただくお問い合わせで、カードローンの利用が原因で、他のローンの審査に影響があるのか不安に感じている人が、かなり多いということに気づきました。


カードローンの契約が他のローンの審査に影響ある?


と聞かれれば、


カードローンの利用は他のローンに対し影響がある


と答えています。


これは、推測ではなく、確実に影響します。


ただ、契約しているだけで悪影響があるという都市伝説のような話もありますが、契約自体がNGということはありません。


このページでは、カードローンがどのように他のローンの利用に影響を及ぼすのかを説明します。

    カードローンやキャッシングが影響でマイカーローンなどのローンが落ちる要因

    返済能力不足で審査に落ちる図


    カードローンやキャッシングの影響でマイカーローンなどのローンが落ちる要因は、以下の2つだけです。

    • 返済能力超過
    • 滞納などの自己情報

    以下では、これらの要因を順に詳しく説明します。


    返済能力の超過

    返済能力超過の例


    まず、返済能力の超過です。


    基本的に、ローンに対し、自身の年収などを、証明する収入証明書の提出をする必要があります。


    基本的に、カードローン、クレジットカードのキャッシングなどは、貸金業法にある総量規制という決まりにより年収の1/3以上の融資は受けられません。

    貸金業者は、……個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。

    2 前項に規定する「個人過剰貸付契約」とは、……当該個人顧客に係る個人顧客合算額(住宅資金貸付契約等に係る貸付けの残高を除く。)が当該個人顧客に係る基準額(その年間の給与及びこれに類する定期的な収入の金額として内閣府令で定めるものを合算した額に三分の一を乗じて得た額をいう。次条第五項において同じ。)を超えることとなるもの……をいう。


    貸金業法第十三条の二

    しかし、マイカーローンを始め、いくつかの目的別のローンは、総量規制対象外となります。


    法第十三条の二第二項に規定する内閣府令で定める契約は、次に掲げる契約とする。

    一 不動産の建設若しくは購入に必要な資金(借地権の取得に必要な資金を含む。)又は不動産の改良に必要な資金の貸付けに係る契約
    二 自ら又は他の者により前号に掲げる契約に係る貸付けが行われるまでのつなぎとして行う貸付けに係る契約
    三 自動車の購入に必要な資金の貸付けに係る契約のうち、当該自動車の所有権を貸金業者が取得し、又は当該自動車が譲渡により担保の目的となつているもの
    四 個人顧客又は当該個人顧客の親族で当該個人顧客と生計を一にする者の次のいずれかに掲げる療養費を支払うために必要な資金の貸付けに係る契約……
    六 不動産(借地権を含み、個人顧客若しくは担保を提供する者の居宅、居宅の用に供する土地若しくは借地権又は当該個人顧客若しくは担保を提供する者の生計を維持するために不可欠なものを除く。)を担保とする貸付けに係る契約であつて、当該個人顧客の返済能力を超えないと認められるもの(貸付けの金額が当該貸付けに係る契約の締結時における当該不動産の価格(鑑定評価額、公示価格、路線価、固定資産税評価額(地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第三百八十一条第一項又は第二項の規定により土地課税台帳又は土地補充課税台帳に登録されている価格をいう。)その他の資料に基づき合理的に算出した額をいう。以下この項及び次項において同じ。)の範囲内であるものに限る。)
    七 売却を予定している個人顧客の不動産(借地権を含む。)の売却代金により弁済される貸付けに係る契約であつて、当該個人顧客の返済能力を超えないと認められるもの(貸付けの金額が当該貸付けに係る契約の締結時における当該不動産の価格の範囲内であるものに限り、当該不動産を売却することにより当該個人顧客の生活に支障を来すと認められる場合を除く。)……

    貸金業法施行規則第十条の二十一

    一般的に、車のローンは、総量規制は関係なく、200万円以上の年収であれば、年収と同額程度までに借り入れることができるといわれています。


    このように、総量規制の対象にならないのなら、融資を受けているのかどうかということは影響なさそうに感じます。


    しかし、支払いの量は、審査に影響することになります。


    どういうことかというと、これ以上ローンを増やして、返済のための資金を捻出できるのかどうかという部分を見ているということです。


    特に金融事故など起こしていないにも関わらず、原因の分からない審査落ちの場合は、返済能力の超過を原因の一つとして視野に入れておく必要があります。


    返済能力の超過は、他社の債務を減らすということで解消できる問題です。

    属性によってローンが借りられないことがある

    自営業やフリーランスなどで収入が安定していない人や、就業年数が1年ほどど短い人は、そもそもローンの審査に落ちてしまうことがあります。


    カードローンに申し込んで審査落ちしてしたことがある人は、返済能力だけでなく、自分の属性も振り返ってみましょう。

    滞納などが原因によって信用調査により審査落ちをしている

    他社の滞納で審査に落とされるイメージ


    ローン業者の審査時は、必ず申込者の信用情報へアクセスし、信用情報を確認します。


    例えば、カードローンの返済で、期日に気付かず、電話などの催促によって気づいて返済をした場合は、タイミングにもよりますが、滞納したと記録されます。



    滞納は、1回、2回では審査に対して影響がありません。


    実際、2回ほど滞納がある状態でマイカーローンを組んだ話を聞いたことがありますが、審査に通過したそうです。


    これが、3回以上になると、直接審査に影響がある状態になります。
    3回滞納をした時点で、契約しているカードローンの枠が、200万円から10万円に下げられることがあるため、直接審査に影響をすることの滞納は、3回以上からになります。


    滞納した信用情報を消すには、滞納した月から、完済をし、ローンを終えるか、丸々2年(24ヶ月)経過するしかないです。滞納した履歴は、時間が解決する問題であるということは知っておきましょう。


    その他の審査に影響する可能性があるもの

    その他にも、債務整理を行った場合、この情報が消えるまでは、ローンに通らない状態であると知っておきましょう。
    債務整理は、契約が終了して5年(銀行カードローンの場合は10年)で債務整理の情報は消え、信用情報は回復します。


    契約そのものは審査に影響がない

    残債0なら契約はバレない仕組みの図



    よくご質問で、マイカーローンや住宅ローンの審査に落ちたくないので、カードローンやキャッシングの解約はしたほうがいいですか、という内容をいただきます。


    回答としては、


    残債がなければ審査に影響はない


    です。


    基本的には、気にする必要はありません。


    ただ、多くカードローンやキャッシングを利用しているなどの場合、多少の影響がある場合はあります。


    まったく利用していないのであれば、解約した方がいいでしょう。


    また、過去に滞納をした場合、完済していても滞納した回数を審査担当者は知ることが出来るので、審査にとってマイナスになります。


    滞納した情報が完全に消滅する24ヶ月を待てない場合は、解約が得策です。


    このページのまとめ

    最後にこのページで伝えたい事をまとめてみました。


    • カードローンの残債は審査に影響がある
    • 残債の返済能力がないと判断されたら審査は落ちる
    • 他社へ滞納がある場合は審査に落ちることも
    • 残債が0円ならあまり影響はない
    • 残債が0円でも滞納回数はわかる

    以上が伝えたいことです。


    返済能力が足りず、審査に落ちることは十分あります。1度落ちたローンは、再度受けても6ヶ月は確実に通らないため、6ヶ月は、他のローンの残債を減らすことに専念して、6ヵ月後に再度受けるようにしましょう。



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