子供が消費者金融などからお金を借りないようにしたい!

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先日、当サイトにお問い合わせくださった方の事例を紹介させていただきます。


こちらは掲載許可をいただきましたので、改めて、より分かりやすく記載と図解を取り入れて、ページとして紹介させていただきました。


    頂いた質問内容

    ※いただいた質問
    〜前略〜
    先日、既に22歳になる息子が、消費者金融から融資を受けており、それが、30万円の金額でした。


    その支払いを滞納しているようで、自宅に催促の書面が届き、私が知ることになりました。


    息子に伝えると、踏み倒すからほっといてくれと伝えられましたが、勝手ながら私が返済を行い、もう解約させて欲しいと伝え、強制解約を取ってもらいました。


    これ以上、子供にローンは組んで欲しくないと思っています。
    こういった場合はどうすればいいでしょうか?
    〜後略〜

    といった質問をいただきました。


    私の友人にも、同様のことがありました。


    友人の場合は、親が知らないうちに返済していたということがありました。


    その友人は、全く感謝の気持ちもなく笑いながら言っていました。


    同じように、おそらく、この質問者様のお子さんは、立て替えて返済してくれたことに対し、感謝すらしていないと思います。


    この場合は、タチが悪いことに、自分が解決したわけではありません。
    親が解決してくれたものです。


    つまり、親が最後はどうにかしてくれる、ということを身を持って教えてしまったことになるので、逆効果にすらなります。


    結果、新たに借金を行う可能性が非常に高いです。


    借金を疑うポイント

    そもそも、この質問くださった方は、子供の借金に気がついたため、返済をすることができました。


    このように、子供の借金に気づく方法は、以下の4種類があります。

    • まったく知らない人からの電話
    • 知らない会社や個人からの郵送物
    • 財布の中
    • 通帳に謎の振込や引き落としがある

    これら4つの項目を、1つずつ説明していきます。


    まったく知らない人からの電話

    まったく知らない人から電話が掛かってきた場合、消費者金融からの取り立ての可能性があります。


    消費者金融は、顧客のプライバシーに配慮しており、会社名を名乗ることはありません。


    「佐藤と申しますが、三郎さんはいらっしゃいますか?」というふうに、個人名を名乗って電話をしてきます。


    このような電話が、何度もかかってきたら、借金を疑った方がいいです。
    特に、普段はあまり電話がかかってこない人ならなおさら注意してください。


    また、銀行から何度も電話がかかってくる場合も要注意です。


    こうした場合、銀行からの取り立ての場合があります。


    多くの銀行は、ローンということを伝えず、銀行名で連絡をしてきます。


    知らない会社や個人からの郵送物

    知らない会社や個人から、子供宛に郵送物が来た場合、取り立ての可能性があります。


    消費者金融は、督促状や明細書、DMを送ってきます。


    なお、頻繁に連絡がくる場合は、督促状の場合があります。督促状が来る場合は、返済を遅延しているので、注意する必要があります。


    消費者金融は、電話と同じように、顧客のプライバシーに配慮しているので、郵便を送るときはダミーの社名や個人名を使用します。


    消費者金融が郵便物に記載する差出人名一覧

    消費者金融 郵便物に記載する差出人名
    アコム ACサービスセンター
    プロミス ○○事務センター or 個人名
    アイフル AIセンター
    SMBCモビット MCセンター
    レイク 個人名
    ノーローン 差出人名なし

    また、銀行からの郵便物にも注意しましょう。


    銀行の場合は銀行名で送ってくるのですが、ローンに関する内容の可能性がある。


    なお、封筒や圧着ハガキの中身を見れば、差出人や用件は分かります。


    ただ、子供に無断で中身を見ることはおすすめしません。


    必ず、本人の許可を取ってから中身を確認するようにしましょう。


    財布の中

    ローンを利用しているかもと思った場合は、財布の中身を見せてもらってください。


    見覚えのないカードが入っていたら、それはローンカードかもしれません。


    カードに、消費者金融名や銀行カードローン名、「カードローン」「ローン」と書かれていたら、まず間違いないです。


    ただし、銀行カードローンでは、キャッシュカードがローンカード代わりの場合があるため、見ただけでは分からない可能性があります。


    また、財布の中にATMの明細書が入っている場合は、内容を確認してください。


    「カードローン」「融資」「返済」「年率」「利息」「貸付」など、借金に関するキーワードがあったら、借入時もしくは返済時の明細でしょう。


    通帳に謎の振込や引き落としがある

    通帳や、ネットバンキングのWeb明細を見せてもらう方法もあります。


    謎の振込や振替、引き落としがないか、確認してみましょう。


    なお、振込人名または振替先に、銀行名や消費者金融名が載っていないからといって安心はできません。


    郵送物と同じように、違う名称が使われていることがあります。


    本人の協力がないとローンの利用は分からない

    本人の協力がない場合、借金の調査は難しいです。


    探偵事務所や興信所に依頼をすることはできますが、分からない場合もあります。


    なお、依頼をするには、少なくとも数万円以上、高い場合は数十万円以上の費用がかかります。


    子供のローンは他の家族に影響ある?

    子供がローンを借りていても、他の家族に影響することはありません。


    普通の会社が、家族の借金を調べる方法はありません。


    ただ、家族が借金している借入先に勤めている場合は、注意が必要です。


    どの金融機関も、自社の顧客データは好きに閲覧できます。


    たとえば、家族が多額のローンを組んでいたり、返済を滞納していたりしたら、ローン審査や就職に少なからず影響するかもしれません。


    家族が返済する義務はない

    基本的に、家族が返済をする必要はありません。


    ただ、家族が連帯保証人になっている場合は別です。


    連帯保証人は、返済義務があります。


    そのため、いつ返済を求められてもおかしくありませんし、要求に応じなければなりません。


    子供がローンを組めない状況にするためには……

    子供がローンを組めない状況で新たな融資を受けることが出来ない、または、させないためにやるべきことは、以下の3つの項目です。


    今のローンを全て把握する

    まず、一旦今、何のローンの契約をしているのかを、はっきりさせる必要があります。


    本人が借入先をしっかりと把握している場合は、明細書や会員ページをチェックしたり、コールセンターに問い合わせれば、確認をすることができます。


    ただ、本人から聞いただけで、完璧に知ることは出来ない場合は、一旦、信用情報を開示してもらうことが重要です。


    この信用情報には、全てのローンの情報が記載されていますので、
    一旦、この信用情報を開示してもらいましょう。


    信用情報は、

    • シー・アイ・シー(CIC)
    • 日本信用情報機構(JICC)
    • 全国銀行個人信用情報センター(全銀協)

    以上の3つの機関が保持しています。


    借入先が消費者金融であれば、CICの開示で問題ありません。


    2010年以前に契約した場合は、JICCの開示も必要ではありますが、質問者様のお子さんの年齢が22歳ということを考えると、2010年は、まだ中学生なので、JICCの開示は必要ありません。


    なお、このCICの信用情報の開示に、以下のような記載があった場合は、注意です。


    保証契約と記載されたCICの信用情報開示報告書


    この記載は、銀行のローンを保証会社に保証してもらっているという記載です。


    この場合、全国銀行協会の信用情報も取得する必要があります。


    信用情報について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。



    信用情報を開示して、まだ借り入れているお金が残っている場合は返済しましょう。


    もし返済が難しい場合は、債務整理を行なうことができます。


    債務整理には、

    • 任意整理
    • 個人再生
    • 自己破産
    • 特定調停

    以上のような種類があります。


    全てのローンを解約、または減枠させる

    カードローンやキャッシング業者との契約は、全て解約するようにすべきです。


    理由は至ってシンプルで、解約しても困らないからです。


    カードローンやキャッシングは身にならない借入です。
    目的を持ってその支払いで利用するなら、まったく問題ありません。


    しかし、本人に「なんでこんなに借金が大きくなったんだ!」ということを詰め寄り、「気が付いたら膨らんでいた」と答えた場合は、本人も自覚していない、身にならない使い方をしただけです。
    カードローンの利用が今後の人生に悪影響を及ぼすだけであるので、全てこのタイミングで解約させましょう。


    また、クレジットカードなどで、毎月の支払いなど固定費用がある場合は、固定費用+1万円程度になるように減枠をするようにしましょう。


    増枠は、審査が必要ですが、減枠は、審査は不要で10分程度で応じてくれます。


    貸付自粛制度を利用し、信用情報に自粛中の登録をしてもらう

    次に、貸付自粛制度を利用して、信用情報に自粛中の記載を信用情報機関に登録をしてもらいます。


    いかなるローンであっても、審査時は、信用情報を必ず照会します。
    自粛中の場合は、ローンの審査に通らなくなります。


    法的な効力はなく、確実に審査に落ちるというわけではありません。
    しかし、大手はほぼ契約出来なくなると考えてもらって大丈夫です。


    この効力は、5年ほどありますが、途中に自粛を削除してもらう事もできます。
    詳細は以下のページを読んでください。



    本人の意思がなければこれらは無意味であり逆効果も

    以下は、ゼニエモンが返答した内容となります。


    これらによって融資を新たに受けることが出来ない状態にはなりますが、結局、本人の変わろうとする意思がなければ、全くの無意味です。


    反発により更に、悪影響になることすらあります。
    というのも、まだ上記の場合は、大手消費者金融や銀行から融資を受けている時点で、まだ何があってもやり直しできる状態です。


    闇金などを利用されるよりよっぽどマシと言えます。
    闇金は一度利用すると口座情報や、連絡先、自宅等も調べられますので、営業電話や、DMなどが毎日のように届きますし、関係を切ることが非常に難しいものです。


    何より、金額以上に常に不安とイライラした状態が続きます。
    大手から融資を受けている状態の時点でかなり好条件で楽な状態であるというのを自覚させておかなければ、いかなる方法を持ち得てもお金を借ります。


    なので、本人がもう借金なんてウンザリという嫌悪感すら湧いている状態になってもらうことを、目的として、本人に自覚してもらわないと何の解決にもなりません。


    私の場合は、実際に痛い目を見ないと分からないタイプだったので、こんなに辛いものなのかということを自己体験したからこそ成長出来たこともあります。


    現在、お子様は親離れ出来ていないことは、言うまでもありませんが、本人はそう思っておらず、自立したように思っているはずです。
    それは、○○(質問者様)さん自身も、子離れ出来ていない甘えゆえに、起こってしまったことですらある話です。


    「我が子を千尋の谷に落とす」ではありませんが、あえて、本人に借金の怖さを分からせるために、何もせず見守るという選択肢を取られることも、視野に入れておくようにしてください。


    幸い今の日本では、借金の問題は、必ず解決出来る仕組みとなっています。


    自己破産してどこからも融資を受けることが出来なくなることの方が、良い結果に繋がることもあります。


    親で出来ることは上記が全てで限られており、出来ることは結局本人を説得し、理解してもらうことしかできません。


    一度、上記の物理的に借りれなくなる方法を加味し、お子さんと話し合われてください。


    といった返答をさせていただきました。


    この質問者様がとった行動について

    上記のようなやり取りを数回させていただき、この質問者様は、お子さんと話し合いました。


    お子さんは、気が付いたらこんな借金になると思わなかったと感じ、もう借りれなくなる方がいいと決断したようです。


    減枠や、自粛制度は利用せず、質問者様は本人を信じてみて、今後は、もしこれから黙って借金をしたとしても、子供の自立のために、心配だけど見守るだけにするとのことでした。


    借金は、永遠のテーマであり、いつの時代もこの悩みを抱える人は存在します。


    借りた方も恐る恐る借りていたものが、段々とそれありきの生活になります。


    自分の自由に使えるお小遣い感覚になると、あっという間に本人の返済能力ではお手上げ状態になります。


    多重債務になる原因と持つべき心がけを、以下のページでは実体験を元に記載していますので、長いページですが、参考にしていただけると幸いです。



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