カードローン借り換えって本当に有益なの?安易に考えている人に注意喚起

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毎月の返済が厳しくて、返済額を少しでも減らしたいと考えている人で、
カードローンの借り換えを希望している人は少なくなく、
よく当サイトへのお便りで、


「今借金が○○万円あるけど、返済がキツいので低金利なところに借り換えたいけど、どこにしたらいいのか?」


といった質問を頂くコトがあります。


その際に、より低金利で融資を受けることで今の生活が劇的に楽になるイメージを持ち、
毎月の返済額を圧縮することで、ローン自体の返済が楽になると安易に考えている人が、
多いのが現状です。


このカードローンの借り換えというのは、毎月の返済額を下げて借金を楽になっているような
錯覚に似た状態になることもあるため、実はそんなに楽になるような事もないということをこのページでは
解説していきます。


借り換えを行った場合は、月の生活自体は楽になるのは確実



まず、最初にカードローンの借り換えを行った際に、毎月の生活自体は楽になるか、
ならないかという目先の問題で考えると、
借り換えを行うと楽になるのは確実であると言えます。


理由は、簡単で月単位での返済額が減るから、
月単位で収入から削って返済していた分を丸々余剰として残すコトができるからです。


さらに、借り換えの場合は、
現在契約しているカードローンの中で
最も低金利である金利に合わせられるか、
それ以下になるかどちらかなので、
金利面においても楽になるというのは確実です。


じゃあ、これだけ十分借り換える価値はあるじゃん。と思いますが、
長期目線で考えると、
決して楽になるとも言えません。


その理由は、カードローンの借り換えにおいて、
利用者が最も多い誤解が関係しています。
まず、その借り換えを行う際の最大の誤解と
落とし穴についてを説明します。


借り換えを行う際の最大の誤解と落とし穴

借り換えを行う際に、ほぼ全ての人は
、毎月の返済額と金利のみに着目します。


それでいて、上記の図では、毎月39,000円返済していたものが、
半分近く減り、20,000円まで圧縮されました。


パッと見るとものすごく魅力的なものではありますし、ここで
ある勘違いをする人が非常に多いです。
それは、


同じ返済回数で完済出来ると思っている


ということです。
毎月の返済金額が、倍近く減るってやっぱり低金利なのはいいなぁ、、
と勘違いする人が本当に多いです。


いくら低金利に変わったからといっても
同じ返済回数で倍近く支払い金額が減るなんて
甘い話はまずありえません。


これを実感する為に、
150万円を、18.0%で3社へ毎月39,000円程度返済するのと、
12.0%で毎月20,000円返済するのを比較してみました。


150万円を3社へ18.0%の金利で月39,000円返済した場合

シミュレーションで、端数を入れてしまう仕組みから算出したので、
正確には、月に38,905円返済した場合です。

月利 1.50%
返済回数 58回
毎月の返済額 38,905円
返済総額 225万6,485円
利息合計 756,485円
返済総額%表示 150.432%

となります。

150万円を1社へ12.0%の金利で月20,000円返済した場合

シミュレーションで、端数を入れてしまう仕組みから算出したので、
正確には、月に20,021円返済した場合です。

月利 1.00%
返済回数 139回
毎月の返済額 20,021円
返済総額 278万2,972円
利息合計 128万2,972円
返済総額%表示 185.5%

これを見ると、毎月の支払いを半分近く減らす代償に、
ローンの期間が、倍以上に増えているのがわかります。


返済総額も低金利になったけれど結局、
以前の金利の方が高いのに、
返済総額が少なくなるという
皮肉な結果になっています。


覚えておいてもらいたいのは、

返済総額が減ったのは低金利とは無関係である

ということです。


毎月の生活を楽にする代償に
ローンの期間を金利で買うという同然で、


低金利なったからといって、
これが完済までの期間が同じではないということは必ず理解しておいてください。


後述で詳しく説明しますが、目先の返済の楽にはなっているものの、
長期目線では、返済金額を減らすコトが自然にローンの長期化を招き、
いつまで経っても返済が終わらないという
サイクルにハマる可能性も非常に高いというリスクを
理解しておかなければなりません。


目先の生活自体は、返済額が減るので、
楽になるということは担保されますが、


そもそも借り換えを行う場合は、
本音を言ってしまえば、借金生活を終わらせたい。
もう毎月返済する生活とはおさらばしたいと考えているから利用するものです。


借り換えといい響きを聞いても所詮は借金の為の借金である

カードローンの借り換えで、
毎月の生活をより多くお金を残せるようにし、
生活を守りながら、
返済が出来る利用者にとっては利益となる借入と表向きは、
素晴らしい響きではありますが、


フタを取ってしまえば、

借金の為の借金である

という事を忘れはなりません。


借金を返すためのローンを新たに組むという
全く実にならない借金を作るということです。


カードローンの借り換えは、メリットとして、

毎月の返済額が減り、さらに金利が低く借り換えれる!

ということだけです。
これに対してのデメリットを以下で解説していきます。


カードローンの借り換えのデメリット

以下は、ゼニエモンは、
過去に3社で約180万円のお金を
新たに融資を100万円、借り換えで80万円を行いました。


最初は、毎月の返済額が減ってくれて、
毎月1箇所だけに返済すればいいだけなので、


むちゃくちゃ楽やん!これじゃんじゃんやっていったほうがいい!


と思いましたが、
1年、2年経過してみると、そういった理想が余りにも違うコトに気づきました。


以下のデメリットは、
ゼニエモン自身が感じた違和感や、
錯覚に対しての要素も含め
説明していきます。


これから、借り換えを行いたいという人は、
以下のデメリットに関して必ず読んで下さい。


あたかも元金が減ったような感覚すら覚える


180万円ほど借り換えを行った際に、こう思いました。
「180万円で毎月2万円程度の返済額になったからすごく楽」
ただ、この目先の月に2万円でいいというのが、正に魔物で、
月に2万円の生活に慣れると、不思議なもので、生活をその2万円が圧迫し始めます。


通常、どんなローンでも、200万円以内であるなら、5年以内で終わらせるべきです。
毎月180万円に対し、元金だけ2万円づつ返済していたら、
1年でたったの24万円しか返済出来ていません。
5年で120万円です。
8年近く返済してようやく完済です。
元金だけでこんなに時間がかかってしまいます。


これなのに、あたかも返済額から元金が減ったかのような過小に債務を考えてしまうようになり、
カードローンの場合は特に過小に考える傾向が高いものであり、
イメージの1/3程度に見誤ってしまう場合が多いです。


まず、毎月の返済額が減るコトに期待する前に、

今の借金の元金は何年あれば自分は払えるだろう

という事を考えてみましょう。


金利を思っている以上に過小に考えてしまう


次に、金利面ですが、低ければ低いほど
もちろんいいローン商品であることは確かではありますが、


カードローンの借り換えの際に、ゼニエモンは、
18.0%の金利が10.0%まで下がりました。


当然、金利で倍近くまで減ったので、返済が劇的に楽になるんだろうなと考えていました。
180万円の融資に対し、返済は毎月2万円だったので、
イメージとしては、8割以上が元金充当に当てられるものであると考えていました。


その認識が甘く、
180万円に対し、月に10%の金利になったところで、金利は、月に15,000円も掛かっています。
それでいて元金で5千円だけ返済しているという形になるので、それは減るわけがありません。


低金利になる事は良い事であるのは間違いないですが、
無金利ではないということを理解しておくべきです。
そして、10%程度のカードローンではかなりの低金利化することが出来たとしても、
一般的に考えれば、決して低くない金利であるということを認識しておきましょう。


予想以上に元金が減らない


借り換えを行い、1年間、減った毎月の返済額で
「いや〜1年経ったわ、、順調に借金も減ってるだろうな!」
と、元金がいくらあるのか確認し、絶句する人も少なくありません。


例えば、ゼニエモンのケースを紹介すると、
180万円の借り換えで、毎月2万円の返済を行っていました。
ATMで返済が面倒だったので、口座振替を行い返済しており、
残債をほとんど見ていないかった状態で、
丁度1年目の時に、新たに1万円ほど融資をATMで受けたときに、その元金に驚きました。


24万円返済しているはずなのに、
元金が、まだ、173万円あったからです。
24万円返済していて、20万円くらい元金が減った予想をしていたのですが、
その1/3しか減っていませんでした。


普通に冷静に考えれば、シミュレーションを計算すればいいのですが、
基本、融資を受けている人で返済だけしている人は、こんないちいち計算できるような冷静さはありません。
当事者は借金の事を1秒でも忘れていたいからです。
どうして1年でこれだけしか減っていないのか、表にしてみました。


180万円を10%で契約し月2万円の返済したシミュレーション

元本 利息 返済額 借入残額
1 1,800,000円 15,000円 20,115円 1,794,885円
2 1,794,885円 14,957円 20,115円 1,789,728円
3 1,789,728円 14,914円 20,115円 1,784,527円
4 1,784,527円 14,871円 20,115円 1,779,283円
5 1,779,283円 14,827円 20,115円 1,773,996円
6 1,773,996円 14,783円 20,115円 1,768,664円
7 1,768,664円 14,739円 20,115円 1,763,288円
8 1,763,288円 14,694円 20,115円 1,757,867円
9 1,757,867円 14,649円 20,115円 1,752,401円
10 1,752,401円 14,603円 20,115円 1,746,890円
11 1,746,890円 14,557円 20,115円 1,741,332円
12 1,741,332円 14,511円 20,115円 1,735,728円

これを見るといかに減らないかということが理解出来ると思います。
24万円も返済していて、元金は1/4の6万円強しか減っていません。


続けたら完済自体は出来ますが、余りにも減っていないことを
1年程度で現実に気づくことになります。


債務ブラック状態で結局、新たなローンに通らない


借り換えてでも返済する理由として大きいのが、
信用情報を傷つけることなく、返済を楽に出来るということが挙げられますが、
大きな金額の融資を受けている状態となりますので、
結局は、その負債を大幅に減らす数年先にでないと返済能力の超過状態であるので、
新たに融資を受けることが非常に難しくなります。


借金をとにかく減らすだけのために利用したいという場合では、
「債務整理」を行った方が、借金の根本的な解決方法というのは言うまでもありません。


それでも、現状クレジットカード等を利用している場合など、
解約になるとまずい契約がある場合で、
今の生活に支障が出るのであれば、借り換えを行い返済を楽にするという考え方を
取らざるを得ません。


カードローンの借り換えの種類について

次に借り換えを行う際の種類についてを説明します。
借り換えといっても、目的によって大きく変わってくるので
自身にあった借り換えを行ってください。


消費者金融から借り換えを行う場合

消費者金融から借り換えを行う場合です。
こちらの場合ですが、金利自体は、12.0%程度が最も低金利という形となるので、
100万円〜200万円以内程度の金額の借り換えならば、こちらの選択はありです。


仕組みとしては、カードローンとい形でカード発行自体はありますが、
通常のカードローンとは異なり、
こちらは返済のみ利用できる状態になるといったものです。
途中に新たな融資を受けれない環境となるので、
借金を純粋に減らしていくのであれば、利用する価値が高いものです。
こちらは、利用者に一方的な利益となる貸付なので、「総量規制の対象外」となります。


こういう人にオススメな借り換えです

  • 借り換えたい金額が100万円〜200万円以内である
  • 毎月の返済額がやや高くても完済を希望している
  • 借金をとにかくなくしたいので返済のみに特化したい

銀行カードローンから借り換えを行う場合

銀行カードローンから借り換えを行いたい場合ですが、
銀行カードローンの借り換えの場合は、
返済だけの「おまとめローン」というものがなく、新たにカードローンの契約をする形となります。


つまり、150万円の借り換えを行う場合は、新たに150万円の枠を契約し、
他社へ自分自身で、返済するという形になります。
これに対して、自信を持っておすすめできないのは、
確かに消費者金融よりも低金利となる可能性もあるのですが、
他社へ完済したとしても、契約自体は残りますので、
丸々150万円ほど融資を受けれる環境だけが残ります。
これがどのような意味をするかというと、

下手すれば、債務がそのまま倍になる可能性がある

ということです。


ゼニエモンの友人談ですが、借り換え出来て借金を1本化し、
楽にはなったけれど、新たな融資を受けたくて、借り換えの元となる業者に3万円ほど融資を受けたコトが
始まりで、結局債務が倍になり、結局債務整理を行ったというケースも存在するので、


金利、返済額の数字だけ見れば有益ではありますが、

利用する本人の意思次第で自己責任で債務を増やすリスクを同時に背負う

可能性があるということを認識しておきましょう。


カードローンの借り換えのリスクもキチンと知っておこう


カードローンの借り換え自体は、今の毎月の最低返済額を減らし、
今よりも低金利になるので、利用としては大変有益なものであることは間違いありません。


ただ、これだけは理解しておいて欲しいのですが、
最もこのページで伝えたいことは、


返済額が減って低金利になったからといって生活が劇的に楽になるわけではない


ということです。
結局を言ってしまえば、一時しのぎであるということであり、
1年も経過してしまえば、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざもあるように、
減った毎月の返済額に対しても強い圧迫を感じ始めます。


それに今度は、
毎月の返済額が減ったが故に減らない元金
というジレンマに陥る可能性が高いものです。


100万円を超えると10年返済などは当たり前に掛かるものであるという理解をした上での利用をするようにしましょう。


このページで最も伝えたいこと

長くなりましたが、最後にこのページでゼニエモンがどうしても伝えたいことをまとめました。
借り換えを選択する際は、以下の事を理解した上での利用をされてください。


  • 結果的に一時しのぎになる可能性もある
  • 減った返済額が原因でローンが長期化する可能性が高い
  • いくら低金利化したといっても、劇的に生活が楽になることはない
  • 返済能力超過の可能性が高く、新たなローンを組むことが難しくなる
  • 他にローンがない場合は、債務整理したほうが早く借金をなくすことができる
  • 消費者金融の借り換えの場合は、総量規制の対象外となる
  • 借り換えは借金を減らすためのローンではない
  • 下手すれば借金を倍にするコトができるリスクを把握しておく
  • 毎月の返済額を減らす事は金利(お金)で時間を買うことと同等である

借り換えは、有益なものではありますが、多重債務の第一歩となる可能性が非常に高いものです。

借金を純粋に減らしたいという場合は、
債務整理を行うか、
返済だけのおまとめローンを利用するか
どちらかを選択したほうが結果として良い風になる可能性もあります。

根本、借り換えを検討している時点で既にあなたの返済能力を超過している状態です。
こういったリスクをキチンと把握し、確実に借金を減らしていく自分にとって最も正しい選択肢を取るようにしましょう。



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