消費者金融の返済額についての不安を取り除きたい!
このページでは、消費者金融から融資を受ける際に毎月どれくらいの返済額だと完済まで早く返せるのか?その返済プランなどを詳しく解説をしています。
消費者金融での毎月の返済額について知りたい!元金がどんな風に減っていくのか知りたい!という人は是非このページを読んでください。
消費者金融は、自主規制によって返済は5年以内に完済出来るようになっている
まず、知っておきたい事として、消費者金融、信販会社などの貸金業者は、「日本貸金業協会」の自主規制によって完済までの期間は下記のように定められています。
つまり、業者側に言われるがままに返済していても、長くても5年で終わるようになっているということです。
(極度方式基本契約に係る返済期間の設定)第 26 条 協会員は、資金需要者等との間で極度方式基本契約を締結する場合に
は、当該極度方式契約に基づく極度方式貸付けの返済が原則 3 年以内(ただ
し、極度額が 30 万円を超える場合には原則 5 年以内)に終了するようにしな
ければならない。ただし、極度額が 100 万円を超える場合において、返済能力
その他の事情等にかんがみ、合理的理由がある場合には、この限りでない。
日本貸金業協会:貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則より
これをわかりやすくすると、基本的に返済期間は、3年以内に完済をするようにしなさい!
でも、30万円を1円でも超える融資を行った場合は、5年以内に完済するようにしましょう。
100万円を1円でも超える融資を行った場合は、利用者の返済能力の不足、もしくは、返済プランをもっと長くして欲しいと
利用者から打診があった場合は、例外に5年を超える事もあるよ!という意味です。
この例外に5年を超える事もある場合は、2つのパターンがあり、
- 支払いが厳しい時はその月の金利分だけ入金し、返済としてカウントしてもらう為、元金を減らさなかった場合
- 毎月の返済が厳しいから返済回数をもっと伸ばして欲しいと本人が打診した場合
と、いずれも申込者本人から業者側へ伝える必要があり、通常は、
消費者金融は5年以内に完済できるようになっている
と認識しておけばOKです。
まず知っておきたいコトはこの返済回数自体は、長くても5年で完済できるようになっているということを知っている事を前提として、
以下をお読みください。
消費者金融の返済額で各業者が設定している金額について
次に、各業者が、金額毎に設定している毎月の最低返済額についてを比較してみました。
これは業者の指定する最低返済額を掲載していますが、自主規制により、
結論的にはどの業者も返済額というものに対し差はありません。
業者名 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
プロミス | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
アコム | 4,000円 | 7,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
アイフル | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
SMBCモビット | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
ノーローン | 4,000円 | 8,000円 | 12,000円 | 15,000円 |
※アコムは返済シミュレーションでは端数で算出されますが、実際の最低返済額は千円単位となっています。
※アイフルは35日のサイクル制ではなく、月に1回の約定日制で算出しています。
どの業者も初回契約は、金利幅の下限金利と上限金利がありますが、
全て上限金利での契約となるため、上限金利である18.0%(プロミスのみ17.8%)で計算しています。
業者の指定する最低返済額は上記ですが、最低返済額であり、これ以上の返済であればより早く完済することが可能です。
最低返済額から元金と金利の割り当てについてのシミュレーション
最低返済額を見て、なるほど、じゃあこの最低返済額だけ返済していけば5年以内には完済できるってことね!
楽勝じゃん!と思えてしまうから不思議です。
この最低返済額には、元金の充当と、月々の利息の両方が含まれています。
人間、面白いもので、いざ返済の方がメインとなり返済していくと、目先の生活を優先させてしまい、
最低返済額のみの返済をする人の方が多い傾向にあり、ゼニエモン自身もまさにそのタイプではありました。
イメージとして最低返済額のうち、8割、9割が元金充当に当てられていると妙なプラス思考に考えてしまうのですが、
消費者金融から借りたお金の返済で、元金と利息がどのように割り当てられているのかをシミュレーションしてみました。
※以下の表は、18.0%で端数の繰り上げなしで算出したシミュレーションとなります。
残債 | 月返済額 | 内金利 | 金利の割合 |
---|---|---|---|
10万円 | 4057 | 1500 | 37% |
20万円 | 8115 | 3000 | 37% |
30万円 | 11080 | 4500 | 41% |
40万円 | 10994 | 6000 | 55% |
50万円 | 12968 | 7500 | 58% |
このように、業者の指定する最低返済額のみを返済した場合は、
- 10万円の場合は37%程度
- 20万円の場合は37%程度
- 30万円の場合は41%程度
- 40万円の場合は55%程度
- 50万円の場合は58%程度
が、毎月の返済額の中に含まれています。
厳密に言うと、消費者金融から37万円を超える融資を受けた時点から、
最低返済額が、元金充当よりも金利の方が上回ります。
これで1年以上最低返済額のみ返済を地道に行って1年後に、
予想以上に元金が減っていないと感じます。
それもその筈で、自分では毎月当たり前のように返済していた金額で、
8割以上は元金に充当されていると考えているのに、実際は半分が金利で取られているからです。
実際のところ、元金が経るにつれて毎月の金利の比率は減ってくるので、元金の方が減っていくスピードは加速するのですが、
最初の1年は全く減っていないように感じるので、これが非常にストレスになります。
この時に考えることが、ひょっとしたらこのまま元金が減らないんじゃ、という不安や、
何年かかるのか想像すらしにくい状況になりますが、1年返済を続けたのであれば、あと4年で確実に完済することが出来ます。
ただし、あくまでこれは返済に徹した場合です。
消費者金融からのキャッシングは基本的に、融資と返済を自由に行える為、途中に融資を受けてしまった場合は、注意しなくてはならない事もあります。
以下を読んで下さい。
消費者金融の返済がいつまでの終わらない場合がある
ちょくちょく融資を受け、返済をしているという人は、当然ですが、5年での完済ということは難しくなります。
基本的に、消費者金融の場合の最低返済額というのは、最後に融資を受けた金額から算出されます。
消費者金融の場合は、10万円毎に最低返済額が3,000円〜4,000円ほど程度変化します。
例えば、10万円までならどの業者も4,000円の返済ですが、
11万円になると6,000円〜8,000円になります。
例えば、21万円融資を受けていて、月に8,000円の返済を途中までの行い、
残債が、15万円に減った時点で、新たに1万円の融資を受けると月返済額は、
8,000円 → 6,000円
へと下がります。毎月の返済は楽になりますが、新たな融資を受けたために、
完済までがややこしくなり、イメージがつきにくくなります。
こういった事を繰り返せば繰り返すほど、完済までのイメージは薄れます。
つまり、一度融資を受けて、返済が始まり、そこから新たに融資を受ける行為は、
ローンプランを一度リセットする行為に等しいということです。
ですので、一旦、自分は今から融資を受けるけど、どういう計算になるんだろうということを
再度確認するようにしておきましょう。
その際に、当サイトでもローン計算機がありますので、
こちらで月々の支払い等の返済プランを一度検討し利用されるようにしてください。
消費者金融の毎月の返済額と元金の減り方のまとめ
長くなりましたが、最後にこのページの伝えたい部分をまとめました。
例)10万円が4,000円 20万円が8,000円
当サイトにて、現役の利用者300名に調査したところ
参考ページ:利用者による実態調査2017より
すでに完済した | 68名 | 22.7% | |
---|---|---|---|
徐々に減っている | 105名 | 35.0% | |
徐々に増えている | 55名 | 18.3% | |
限度額まで借り入れした | 72名 | 24.0% |
というように、減っている人、増えている人が2極化しています。
どうして減る人と増える人がこんなに差が出てきているのかをずっと考えていたのですが、
お金が必要だからという事もありますが、この金利と元金の損をしている比率を見えていないという部分と、
返済によって毎月の余剰資金を減らしてしまうストレス。
そして最も重要なところの、完済までのローンの返済プランを理解していない。
または見えていないからという点が大きいと考えています。
消費者金融からの毎月の返済額自体は最初の頃はしれている金額ではありますが、
それでも10万円程度でも3年前後掛かるという事を理解し、返済が月に4,000円でも結構なストレスとなることを意識しておき、
一度融資を受けたら完済まで新たな融資はしないという強い意思で利用される事を推奨します。
消費者金融の返済金額の目安も知っておく必要がありますが、カードローンという性質上、メインで利用するのが、コンビニATMになる可能性が高く、毎回利用に220円というドリップできるコーヒー代程度の金額が掛かります。借りると違ってわざわざなんで返済したらないかんのやというわざわざコンビニに行くのも面倒ですし手間もかかるので、基本的に消費者金融は20万円以下の融資の範囲内で利用するものという認識を持って利用されること意識されて利用されてください。