信用金庫と銀行って何が違う?

信用金庫と銀行って何が違うの?信用金庫ってどんな金融機関?

更新日:

「信用金庫と銀行って何が違うの?」
「口座作って、お金預けて、ローンも組めるし、何も違わない気がするんだけど。。」


そうなんです。基本的には何も変わりません!
どちらも、同じように【預金】【融資】【為替取引】この3つを主な業務としています。

業務の内容に違いはなく、信用金庫と銀行の大きな違いは経営理念にあるようです。

ゼニエモンがわかりやすく解説します!



    信用金庫ってどんなところ?

    信用金庫とはそもそもどのような組織のことを指すのでしょうか。
    一般社団法人全国信用金庫協会のHPをチェックしてみるとこのように書いてありました。


    引用

    信用金庫は、中小企業や地域住民のための協同組織による地域金融機関です。



    詳しくは、次の表を見てください。


    区分 信用金庫 銀行
    根拠法 信用金庫法 銀行法
    設立目的 国民大衆の為に金融の円滑を図り、

    その貯蓄を増強に資する

    国民経済の健全な発展に資する
    組織 会員の出資による共同組織の非営利法人 株式会社組織の営利法人
    会員資格 (地区内において)

    ・住所または居所を有する者
    ・事業所を有する者
    ・勤労に従事する者
    ・事業所を有する者の役員
    <事業者の場合>
    従業員300人以下
    または資本金9億円以下の事業者

    なし
    業務範囲 預金は制限なし

    融資は原則として会員を対象とするが、
    制限付きで会員外貸出もできる

    制限なし

    信用金庫と銀行は組織としての目標が異なる!

    銀行は株式会社組織で営利法人なのに対して、
    信用金庫は、協同組織の非営利法人とされています。


    しかし、営利法人、非営利法人といった違いはあるものの、
    預かったお金を企業・個人へ貸し出し、返してもらう時に利息をつけて
    お金を稼ぐという根幹部分は銀行も信用金庫も違いはありません。


    大きく異なるのが、その貸し出しを行う相手です。



    銀行は業務範囲などに制限がないのに対し、
    信用金庫は営業エリア内のみでの業務となり、
    さらに『従業員数が多く、資本金も大きい大企業』とは
    取り引きできないよう制限されています。

     

    信用金庫は地域密着型で営業エリアが銀行より狭い!


    銀行と信用金庫の大まかな違いがわかってきました。
    給与振り込みや預金の引き出しなど、普段の生活の中で利用する金融機関を大きく分けると

    • ネットバンク 住信SBIネット銀行・ジャパンネット銀行など
    • 都市銀行 みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行など
    • 地方銀行 各都道府県ごとにある、横浜銀行・福岡銀行・京都銀行など
    • 信用金庫

    この4種類に分けられますが、上から順に営業エリアが狭くなっていきます。


    ゼニエモンの地元、山口県の信用金庫と地方銀行の営業エリア・店舗数を比較してみました。

    比較項目 山口銀行 東山口信用金庫
    営業エリア

    山口・広島・島根・愛媛・兵庫
    大阪・愛知・東京  

    山口県内のみ
    店舗数 134店舗 25店舗

    店舗数や営業エリアにこれだけの差があります。


    信用金庫で口座の開設をするには、
    その信用金庫の営業エリア内に住んでいる、もしくは勤務先があることが条件となるので、
    地元、地域住民の方のみ利用できる金融機関となります。


    信金ATMは全国共通!どこでも手数料無料!

    銀行のキャッシュカードは異なる銀行のATMを利用すると、手数料がかかります。
    その点、信用金庫の場合、1つ信金のキャッシュカードがあれば、全国どこの信金ATMでも
    手数料が無料で利用することが可能です。
    例えば、東山口信用金庫のキャッシュカードで、かながわ信用金庫のATMを無料で使うことができます。


    信用金庫の会員って何なの?会員になるメリットってあるの?


    信用金庫は、地域内の個人の方・中小企業・個人事業主からの出資をもとに経営を行っていて、
    この出資を行った人が【会員】となります。


    カンタンに言うと、株主のようなものです。


    そして、信用金庫では融資の対象を原則会員の方としています。



    信用金庫に電話して【会員】について詳しく問い合わせてみた!

    一見、会員にならないと融資を受けられないようにも感じますが、
    一般的な融資は会員にならずとも、利用することが可能です。


    会員でない方が借入する場合は、借入できる限度額が制限されるのですが、
    この金額は各信用金庫によって異なり、だいたい500〜700万円までとされています。


    個人事業主などではなく、一般的な個人の方であれば、
    銀行も信用金庫も同じように利用できると考えておいて問題ありません。


    会員って誰でもなれるの?

    信用金庫の会員になれるのは、営業地域内に居住・勤務、もしくは事業所を持っている方とされています。


    個人事業者で常時使用する従業員数が300人を超える場合、法人事業者で常時使用する従業員数が300人を超えていて、
    資本金が9億円を超える場合には、会員となることができません。

    会員ってどうやってなるの?

    信用金庫の会員になるには、【出資金】が必要です。
    出資者となり、信用金庫に出資するのですが、
    出資金はひと口500円、最低10口以上(5,000円以上)の出資金が必要としている場合が多いです。
    上限は10万円程度となります。


    株式会社でいうとこの株主になるってこと?

    出資するという点では一緒で、配当金も出ますが、
    株式のように流動性があるものではなく、
    自由に売買できるものではありません。
    あくまで、目的は相互扶助ということで、
    株のように利益を出すために、運用するものではないってことです。


    会員になったらメリットはあるの?

    各信用金庫によって、条件は異なるのですが、会員の方のみ利用できる、
    特別低金利なローンなどがあります。


    が!どれも企業向けな場合がほとんどです。


    キャッシュカードの利用や、給与振り込みによりポイントがたまる会員向けサービスも
    あったりするんですが、個人の方が1万円以上払い利用する価値はないように感じます。。


    ぶっちゃけ個人の方は会員になるメリットはありません。


    会員になることで、メリットを享受できるのは、
    地元で長く事業を行っている、もしくは今から開業を考えているような方です。


    銀行カードローン、信用金庫カードローンの違い

    銀行、信用金庫それぞれのメリットデメリットはどのようなものなのでしょうか。

     

    多くの信用金庫で取り扱いのある【カードローンきゃっする】と
    当サイトで人気の銀行カードローン【三井住友銀行カードローン】
    この2つを比較、表にしました。

     

    比較項目 カードローンきゃっする 三井住友銀行カードローン
    借入限度額 50万円〜900万円 10万円〜800万円
    実質年率 2.8%〜14.5% 4.0%〜14.5%
    口座の開設 必須(応相談) 不要
    ネットからの申込
    契約手続きのネット完結
    土日の審査・契約 不可
    コンビニATMでの借入 △  可 利用手数料無料

    信用金庫のカードローンと銀行のカードローン、金利や借入限度額に大差はありません。
    数年前まで信用金庫カードローンでお金を借りたい時は、必ず来店する必要がありましたが
    口座を持っていればWEBで申込から借り入れの手続きまで済ませられる「WEB完結」
    ができる信用金庫も増えてきました。
    口座が無い場合は、来店は必須です。口座開設が必須のところもあれば、
    相談次第で口座が無くても貸してくれる場合もあります。


    信用金庫では、土日の審査や契約はできませんが、相談窓口は設けているという信金も多いです。
    コンビニATMでの借り入れについては、一部コンビニATMでは信用金庫のキャッシュカードは使えてもローンカードは使えないため△としています。
    詳しくは、自分が借りる信用金庫に問い合わせた方がいいでしょう。


    銀行カードローンと信用金庫カードローンのメリット・デメリット

    - 信用金庫 銀行
    メリット 独自の審査がある

    ・地域密着型だから店舗が近所にあることが多い
    ・信金のATMならどこでも手数料無料で借入返済できる
    ・ネットや電話など来店不要で融資が完結

    ・ネットや電話など来店不要で融資が完結

    ・提携しているコンビニATMの手数料無料

    デメリット ・即日融資はできない

    ・非会員だと借りられない場合も多い
    ・非会員の場合はWEB完結は不可
    ・利用できる地域が限られる

    ・即日融資はできない

    ・審査が厳しめ

    信用金庫は、営利目的の団体ではないので
    消費者金融の会社とは異なる審査基準で審査をしています。
    さすがに、延滞や返済していないお金がある人はムリだと思いますが、
    消費者金融の審査に通らなかった人でも通ることがあります。


    基本的には、銀行で借りても信用金庫で借りても条件は似たようなものなので
    コンビニATMなどで手軽に借入返済したい人は銀行カードローンを利用した方が確実ですね。
    信用金庫と銀行のカードローンの違いはこちらのコラムでも徹底的に話してますので、参考になさってください。

    住宅ローンは信用金庫と銀行どちらがいい?

    信用金庫は営利を求めておらず地域の発展を目指しているので
    地元の個人事業主の方など、銀行では住宅ローンの審査に通りにくいような属性の人も
    信用金庫なら貸してもらえる可能性
    は十分にあります。


    ただ、個人事業主でもなく、一個人で住宅ローンを組むということであれば銀行でも信用金庫でも待遇や金利に変動はほぼありません。
    銀行の方が低金利を提案してくることは多いと思います。


    今すぐ信用金庫の会員になったからと、すぐに大きなメリットがあるわけではありませんが、信用金庫は『地元の中小企業が潤い、地域全体が活性化すること』を目標としているので、大企業との付き合いをメインとしている大手銀行より、審査や金利、返済について親身になって話を聞いてくれるという話を聞いたこともあります。

    いざ事業資金に困った時に、全く付き合いのない金融機関に融資の申込をするのと、普段から付き合いのある金融機関にするのでは、印象は大きく変わると思います。

    長い目で見れば、会員となって地元の信用金庫と上手く付き合っておくことで得られるメリットは少なからずあるのではないかと、ゼニエモンは考えています。



    ゼニエモンTOP 申込数ランキング 貸金業法について 利用者の実態調査 お問い合わせ