見込み年収って何?アルバイトの方は年収の書き方を要チェック!

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カードローンやクレジットカードに申し込みをする際に、必ず年収を書く欄が設けてあります。


通常であれば前年の年収を書くのですが、まだ働き始めて1年未満の場合は、その勤務先における前年の年収がないですよね。


その場合は見込み年収という形で、1年間の年収を想定した金額を記入しましょう。


このページでは、見込み年収について詳しく説明します。



    見込み年収とは?

    見込み年収とは?


    見込み年収とは、仕事をして1年未満の人が、1月1日から12月31日までの1年で手に入れるであろう年収を見込みという形で計算したものです。


    たとえば、25万円の固定給で、3ヶ月ほど働いていたとします。


    その場合は、25万円×12で見込み年収は300万円になると予想されます。


    さらに年に2回のボーナスを含めると、見込み年収は350万円〜400万円ほどになります。


    また、就職は決まっているものの、まだ働き始めていない人は、今後稼ぐであろう給与を想定して見込み年収として書いて問題ありません。


    なお、月々の収入に上がり下がりがある人は、見込み年収を計算する際に、一番稼いだ月をベースにしないようにしましょう。


    実際の年収との金額差が大きくなると、虚偽申告に該当する可能性が出てきます。


    虚偽申告をしてしまうと、審査に通るはずだった人も審査落ちしてしまうので絶対にやめましょう。


    年収と手取りの違いとは?

    見込み年収と手取りの違い


    そもそも、「年収ってなに?」と思う人も、少なくないと思います。


    年収とは、税金や保険料が差し引かれる前の、給与の1年間の総支給額のことです。


    なお、年収には、家族手当や住居手当は含まれません。


    一方、手取りとは、年収から税金や保険料を差し引いた金額です。
    実際に受け取る金額が、手取りになります。


    2年目以降であれば見込みである必要はない

    1年以上働けば、必ず源泉徴収票をもらえるので、見込みではない、実際の年収を知ることが可能です。


    ただ、源泉徴収票は基本的に12月に発行されるので、4月入社の場合、記載されている金額は、9ヶ月分です。


    このように、1年間には足りないため、2年目の12月になるまで、見込み年収しか分からないということになります。


    クレジットカードやカードローン以外で見込み年収が必要になる場合

    クレジットカードやカードローンの申し込み以外でも、見込み年収の申請が必要になる場合があります。


    それは、扶養の判断を行う場合です。


    扶養に入るか否かは、最終的に年収で決まりますが、毎年の申請時には見込み年収で申請を行います。
    そのため、どのような場合でも、見込み年収を予想する必要があります。


    カード会社が見込み年収を確認する理由

    なぜカード会社が見込み年収を確認するのかというと、申込者に支払能力がどの程度あるのかを確認するためです。


    カードローンには、年収の3分の1以上の借り入れはできないと、貸金業法で定められているからです。


    貸金業者は、……個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。
    2 前項に規定する「個人過剰貸付契約」とは、個人顧客を相手方とする貸付けに係る契約……で、……当該個人顧客に係る個人顧客合算額……が当該個人顧客に係る基準額(その年間の給与及びこれに類する定期的な収入の金額として内閣府令で定めるものを合算した額に三分の一を乗じて得た額をいう。……)を超えることとなるもの……をいう。


    貸金業法第十三条の二


    この決まりを、総量規制と呼びます。


    総量規制があるために、本人の年収の3分の1を超えた貸し出しは法的にできないので、見込みであっても年収を確認することが、カード会社にとって大切です。


    見込み年収だと借り入れ可能な金額が減るかも

    見込み年収だと、たしかに年間の収入をある程度想定することが可能です。
    しかし、実際にカードローンに申込をすると、見込みでない年収を申告した場合よりも、少し低めに金額設定されることが多いようです。


    先述したように、本来借り入れをできる金額は年収の1/3までですが、アルバイトやパートなどで見込み年収を申請をすると、1/3いっぱいまで借りることはできません。


    正社員で年収がはっきり決まっている人よりも、アルバイトやパートとして時間給で働いていて、場合によっては収入が不安定になる人の方が、お金を貸す側としてリスクを感じるのだと思われます。


    だからといって、アルバイトやパートの方が、カードローンを利用することができないということではありません。


    商品によっては問題なく審査に通過することができますので、あくまでも「見込み年収の1/3ギリギリまで利用できる可能性は低い」ということだけを念頭に入れていただければと思います。


    なお、アルバイトやパートでカードローンを利用したい方は、以下のページを参考にしてください。アルバイトやパートの方におすすめのカードローンを紹介しています。


    収入証明書が必要になるケースもあるのでごまかしはNG

    クレジットカードではあまりありませんが、カードローンの申し込みでは、申込金額によっては、収入証明書の提出が必要になる場合が多くあります。


    収入証明書には、源泉徴収票や給与明細など、正式な書類が利用できます。


    そのため、年収をごまかそうとして、見込み年収を多く申請してしまうと、審査に通らない可能性があります。


    年収は嘘をつかず、確実な見込み年収を申請するようにしましょう。


    正社員の方が信頼性が高いというのは、年収がアルバイトやパートの人より高い傾向があるからということではありません。


    正社員の方が、年間を通して収入の見立てがついていることが多いから、信頼が高いということです。


    見込み年収だとあくまでも見込みとなるため、その人の出勤状況によっては大きく下回ることも珍しくないでしょう。
    審査において年収欄は非常に重要な部分なので、記載方法を間違えないようにしっかりと書き方を確認しましょう。



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